CAPABILITY BROWN

  • メンバー6人全員がボーカルをとるコーラス重視のバンド。一般的にはプログレッシブ・ロックのバンドと認識されている。イギリス出身。
  • メンバーのうち3人はハーモニー・グラスのリードボーカル、ギター、ベース。
  • 主にボーカル、ギター2人、ギター兼キーボード、ベース、ドラムの編成で録音している。

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FROM SCRATCH

1972年。音域の広いコーラスを駆使したロック。曲はプログレッシブ・ロックほど構成にこだわっているわけではない。「ただ独りの生存者」は4部構成で10分弱。「ビューティフル・スカーレット」はレア・バード、「ライアー」はアージェント、スリー・ドッグ・ナイトのカバー。

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VOICE

1973年。A面4曲、B面1曲の5曲。前作よりもボーカルハーモニーの整合感を大きくし、緊張感のあるコーラスとなっている。B面の「サーカムスタンシス」は21分で、メロトロンが使われるプログレッシブ・ロックらしい曲。4つの曲をそのままつなげたような曲で、全体の構成が一貫しているわけではない。オープニング曲の「僕も君も」はアフィニティー、「真夜中の放浪者」はスティーリー・ダンのカバー。ジャケットはヒプノシスの制作で有名。

 
THIS IS US/HARMONY GRASS

1969年。イギリスでビーチ・ボーイズ風のポップスをやっていたバンド。6人編成。13曲のうち8曲はトニー・リヴァースの作曲。オープニング曲はキャス・エリオットの「ムーヴ・イン・ア・リトル・クローサー・ベイビー」のカバー。エンディング曲はダスティ・スプリングフィールドの「ホワット・ドゥ・ユー・ドゥ・ホエン・ラヴ・ダイズ」のカバー。ジャズのスタンダード曲が2曲、アメリカ民謡が1曲入っている。コーラスはビーチ・ボーイズ風だが、ビーチ・ボーイズと異なるところはメーンボーカルの歌唱力が弱いことと、キーボード、ピアノが含まれないこと。CDのボーナストラックは9曲。サイモン&ガーファンクルの「いとしのセシリア」のカバーも含まれる。日本盤は1998年発売。海外盤は2003年発売。