BE-BOP DELUXE

  • ボーカル兼ギターのビル・ネルソンを中心とするイギリスのロックバンド。
  • 活動の前半はギターを中心としたサウンド、後半はシンセサイザーを使ったニューウェーブ風のサウンドが多くなる。70年代のみの活動で解散。

1
AXE VICTIM

1974年。邦題「美しき生贄」。ボーカル兼ギター兼キーボードのビル・ネルソンを中心とする4人編成。エレキ・ギター2本、またはエレキ・ギターとアコースティック・ギターでひずみの少ない音を作り、熱くならないメロディアスなボーカルが乗る。ブルースやハードロックをまったく感じさせないシンプルなロック。グラム・ロックやビートルズの影響は、この時代のロック・バンドならみんなあるだろう。

2
FUTURAMA

1975年。ビル・ネルソンがメンバーを全員入れ替え、ビル・ネルソンとベース、ドラムの3人編成になった。キーボードの量が増え、ギターもハードになった。1曲の中に物語ができているかのような展開があり、それをいずれも3分程度にまとめている。プロデューサーはロイ・トーマス・ベイカー。「メイド・イン・ヘブン」収録。

3
SUNBURST FINISH

1976年。邦題「炎の世界」。キーボードが加入し4人編成。キーボードがギターと同等の活躍をする。音も軽めで、プログレッシブ・ロックやハードロックのような堅苦しさ、大仰さ、時代錯誤がない。ボーカル・メロディーはサビになっても高揚せず、終始都会的な雰囲気を残す。「フェア・エクスチェンジ」はエマーソン・レイク&パーマーのようなキーボード。「シップス・イン・ザ・ナイト」収録。代表作。

4
MODERN MUSIC

1976年。アルバムタイトル曲のイントロにはデビュー盤のオープニング曲のイントロが使われ、ジャケットにもデビュー盤のデザインが出てくる。途中でメドレーになっているところもあり、メッセージ性のあるアルバムであることが分かる。

LIVE! IN THE AIR AGE

1977年。ライブ盤。

5
DRASTIC PLASTIC

1978年。キーボード、シンセサイザーが曲の中心となり、テクノ・ポップのようなサウンドとなった。これまでとは大きく異なる。

 
THE BEST OF BE BOP DELUXE

1990年。アルバム未収録曲を含むベスト盤。「ジャパン」は各スタジオ盤、ライブ盤のボーナストラックにも収録されなかった。

 
SINGLES A'S&B'S

1992年。シングル盤集。

 
RADIOLAND BBC RADIO1 LIVE IN CONCERT

1994年。邦題「ライヴ・イン・コンサート」。ライブ盤。10曲目までは1976年録音、あとの6曲は1978年録音。「アドベンチャー・イン・ア・ヨークシャー・ランドスケープ」はキーボード・ソロが入る。

 
AIR AGE ANTHOLOGY

1997年。2枚組ベスト盤。

TRAMCAR TO TOMORROW LIVE ON THE BBC

1998年。ライブ盤。

TREMULOUS ANTENNA

2002年。ライブ盤。