1995年。ボーカル兼ギターを含む3人編成。イギリス出身。ミニ・アルバム。デビュー当時、メンバーが若いことで話題になった。3人なのでギターとベースのディストーションを大きくかけて音の厚みを作っている。したがってサウンドはラウド・ロック、グランジ・ロック並みにハードだ。メロディーはポップなところもあり、ハードなサウンドの中にポップなメロディーが見つかると、いわゆるメロコアやメロディック・パンクの初々しさのような感覚を思い出す。
1995年。シングル曲を集めた企画盤。タイトル曲と「ガール・フロム・マーズ」は「1977」収録曲。「カン・フー」はジャッキー・チェンについての曲。ミスター・ミヤギが出てくるので、映画「ベストキッド」の記憶を元に作曲したと思われる。「カンティーナ・バンド」は映画「スター・ウォーズ」の挿入曲である「酒場のバンド」のカバー。「ギヴ・ミー・サム・トゥルース」はジョン・レノンの「真実が欲しい」のカバー。
1996年。シングル盤。「ゴールドフィンガー」は映画「007・ゴールドフィンガー」のテーマ曲ではなく、メンバーの自作曲。「ゲット・レディ」はレア・アース、ザ・テンプテーションズのカバー。ザ・ミラクルズのスモーキー・ロビンソン作曲。
1996年。ハードなサウンドよりもメロディーがよく分かることに重点を置いたようなサウンド。キーボードやストリングスを多少使っており、ボーカルの声の若さやハードな部分と静かな部分の対比が衝動的な爆発と緊張感を生んでいる。
1997年。ライブ盤。日本盤は出ていない。
1998年。女性のギターが加入し4人編成。「トレイラー」と「1977」を合成したようなサウンドで、音の厚さ、圧力が大きい。ポップなメロディーの中の楽しさや明るさが後退し、宗教や神話、死といった内向的な詩が目立つ。女性ギターはボーカルをとらない。
2001年。サウンドのハードさとメロディーのわかりやすさがうまくかみ合い、多くの人が評価できる水準になった。「1977」はメロディアスで、若さゆえの感傷を含んだサウンド、「ニュークリアー・サウンズ」はハードで暗さを持ったサウンドだったが、どちらもその嗜好のファンだけに反応がよく、聞き手の広がりに乏しかった。ストリングスが中心の曲もあり、それが飽きさせない役割を果たしている。このアルバムで一線級のバンドになった。
2002年。シングル集。2枚組で1枚目にA面の曲、2枚目にB面の曲を収録している。
2004年。女性ギターが本格的にボーカルに参加し、「フリー・オール・エンジェルズ」をパワフルにした印象。サビで男女のダブル・ボーカルになる曲も多い。
2007年。
2010年。
2010年。