オールウェイズはカナダのロックバンド。キーボードを含む5人編成。ボーカル兼ギターは女性。シューゲイザーに影響を受けたギター、女性ボーカル、ポップなメロディーを特徴とする。
2014年。ギターを中心とするポップなロックで、キーボードはあまり目立たない。ボーカルはやや単調。ドラムマシンを使う「ダイヴズ」、キーボード中心の「レッド・プラネット」以外は概ねポップなメロディーだ。「アーチー、マリー・ミー」「パーティー・ポリス」はシューゲイザーの影響が見られ、特に日本盤ボーナストラックの「アンダーニース・アス」は明らかにマイ・ブラッディ・ヴァレンタインの影響がある。
2017年。前作はボーカル、ギター、ベースの3人で作曲されていた。このアルバムはボーカルとギターの2人で作曲され、ギターは録音、プロデュースも行っている。キーボード奏者は60~70年代に多用されたアナログシンセサイザーのファルフィサ1台だけを使っている。メロディーはオルタナティブロック風のポップさがある。ギターはオープニング曲の「イン・アンダートウ」からシューゲイザー風で、「プリムソール・パンクス」「ロリポップ(オード・トゥ・ジム)」「フォゲット・アバウト・ライフ」もこの傾向。
2022年。ギターの不協和音や揺らぎが前作以上に増えた。14曲で39分弱、8曲が3分以下の短い曲になっている。「トム・ヴァーレイン」「メニー・ミラーズ」はシューゲイザーを通過したポップなロック。キーボードの量が増え、ギターと同等かそれ以上の役割を担う。意図的にざらつかせた音質もシューゲイザーの雰囲気を増幅する。最後の「フォース・フィギュア」はCD、レコードに収録。