ALICE IN CHAINS

  • ニルヴァーナ、パール・ジャムに次ぐグランジ・ロックのバンド。ボーカルのレイン・ステイリーは故人。
  • グランジの特徴を当初から持っていたが、それ以上には発展せず、ブームの終息とともに活動が縮小した。

1
FACELIFT

1990年。4人編成。グランジ・ロックと呼ばれるアーティスト群では、デビューからその特徴を持っていたバンド。全米42位、200万枚。

SAP

1992年。4曲入りミニ・アルバム。全米29位。

2
DIRT

1992年。曲がすばらしくなり、メロディアスになった。ボーカルのレイン・ステイリーとギターのジェリー・カントレルが両方とも実力を発揮し、適度な緊張感とハードさ、倦怠感が漂う。「ジャンクヘッド」のギターソロは一瞬動作が止まるほどだ。「ゴッドスマック」「ダウン・イン・ア・ホール」収録。全米6位、400万枚。

 
JAR OF FLIES

1994年。邦題「アナザー・サイド・オブ・アリス」。ベースがマイク・アイネズに交代。7曲入りミニ・アルバム。「ダート」並みの曲の良さがあり、「ダート」とは異なるサウンドを持つ。ヘビーメタル、ハードロックからやや遠ざかり、アコースティック・ギターを多く取り入れている。アメリカではアルバムと解釈され、ミニ・アルバムで初めて全米チャートの1位を取った。「ノー・エクスキューセス」収録。全米1位、200万枚。

3
ALICE IN CHAINS

1995年。ボーカルの大部分がコーラスになっており、ボーカルのレイン・ステイリーが歌唱力を発揮するところはほとんどない。メロディアスな部分も減り、質の低下は否めない。海外盤はジャケットが異なる。全米1位、200万枚。

MTV UNPLUGGED

1996年。邦題「アンプラグド」。全米3位。

NOTHING SAFE

1999年。ベスト盤。新曲収録。

LIVE

2000年。ライブ盤。1か所のライブではなくライブ集。

GREATEST HITS

2001年。ベスト盤。

4
BLACK GIVES WAY TO BLUE

2009年。邦題「ブラック・トゥ・ブルー」。ボーカルのレイン・ステイリーが2002年に亡くなっており、ボーカルは変わっている。90年代前半に戻ったかのようなグランジ・ロックのサウンド。ボーカルの歌唱力が高く、サウンドと歌い方が合っている。「レッスン・ラーンド」はオアシスの曲をグランジ・ロックで演奏したような曲。「ブラック・ギヴス・ウェイ・トゥ・ブルー」はクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングのロック版。エルトン・ジョンがピアノを弾いている。