1997年。60年代のアメリカのポップス、ロックに影響を受けたサウンドで、ほぼそのサウンドをなぞっている。サーフィン、ソフトロック、ポップス側のサイケデリック・ロック、フレンチポップ等曲を、女性ボーカルが。意図的にモノラルに近いサウンドにしており、曲によってはレコードを再生しているようなスクラッチ音も入る。ループを使っていることが分かる部分は現代風。1曲平均は2分以下。
1998年。全体として女性ボーカルが中心となり、後半の9曲はギターがやや目立つ。女性ボーカルは前作に続き、未熟さを逆手にとった親しみやすさを出している。コーラスが多いのは歌唱力の問題も含まれている。18曲のうち2分を超えるのは5曲。日本盤ボーナストラックは7分近いブリットポップの曲。
2000年。編曲に幅が出てきて、1分半のソフトロックから3分のポップスになっている。ボーカルの力量もやや上がっている。使われている音の中に2000年代を感じさせるものはなく、懐古趣味のイメージが残るのはやむを得ない。このアルバムで活動休止。