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TWENTY ONE PILOTS

GUNS FOR HANDS
2012年。シングル盤。「フォレスト」はアルバム未収録曲。アルバムに入っていてもよかった。日本独自のシングル盤。
1
VESSEL
2012年。キーボード、シンセサイザー等とドラムでほぼすべてのサウンドを構成し、ギターとすぐに分かるような音は使っていない。オープニング曲はエミネムのようなラップの後、70年代半ばごろイギリスのロックのようなメロディーにつながる。ドラムはプログラミングではなくメンバーが演奏しているので、ロックバンドらしさがある。メロディーは滑らかで、前向きだ。アメリカでは「ホールディング・オン・トゥ・ユー」「ハウス・オブ・ゴールド」「カー・レイディオ」がヒット、日本では「ガンズ・フォー・ハンズ」がヒット。
2
BLURRYFACE
2015年。曲によってプロデューサーが異なり、曲ごとにそのプロデューサーがシンセサイザーやベース、ギター等を演奏している。従って、前作よりも曲の幅が広がっている。14曲のうち11曲はプロデューサーがベースを弾き、「レーン・ボーイ」「ウィー・ドント・ビリーヴ・ワッツ・オン・ティーヴィー」では重要な役割を果たす。オープニング曲は、トゥウェンティ・ワン・パイロッツが持っているロック、エレクトロポップ、ヒップホップ、レゲエの要素からやや遠いソウルを取り入れた。ソウル風のボーカルはプロデューサーが歌っている。レゲエのリズムやエミネム風のラップによるボーカル、ウクレレの曲があるのは前作から変わらない。ボーカル兼キーボードのタイラー・ジョセフが全曲を作曲している。多くの若いアーティストと同じように自らの気持ちを歌詞に込めるが、大きな野望を持っていたり、強い決断をしていたりする男性的心性ではなく、迷っていたり負けを認めていたりする正直な青年像を描写している。共感する聞き手は多いだろう。「ストレスド・アウト」が世界的にヒットし、「ライド」もヒットしている。
3
TRENCH
2018年。前作の心情表現をさらに押し進めた結果、不安や焦りに切迫感がある。前作よりも曲調は暗めだ。ジョセフ・タイラーによる物語に沿って進むのでコンセプト盤と言えるが、物語が設定されていなくても評価を得られるのではないか。歌詞は作曲活動の重圧を含んでいるので、主人公はジョセフ・タイラーの心理が投影されている。離れた位置から自己を客観的に見て、その心理状態を第一人称で綴るアルバムはロックに限らずよくあるが、物語に置き換えて統一感を持たせたことで質の高いアルバムとなった。「ジャンプスーツ」「マイ・ブラッド」収録。

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