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RABBITT/TREVOR RABIN

 
BOYS WILL BE BOYS!/RABBITT
1976年。邦題「青春の悪戯」。ボーカル兼ギター兼キーボード、ベース、ドラム、キーボードの4人編成。南アフリカ出身。中心人物はボーカル兼ギター兼キーボードのトレバー・ラビン。10曲のうちカバー曲以外の6曲はトレバー・ラビンの作曲、3曲は共作。ポップなロック。一般的にはトレバー・ラビンのアイドル性を売りにしたバンドと解釈されているが、トレバー・ラビンの作曲能力やアレンジのセンスが突出していることも確認できる。オープニング曲の「青春のあやまち」「恋のスタート」はメロディーが親しみやすい。「ハード・ライド」は高速で回転するストリングスが緊張を生む。「ロコモティヴ・ブレス」はジェスロ・タルのカバー。原曲よりもよく弾む。
 
A CROAK&GRUNT IN THE NIGHT/RABBITT
1977年。邦題「裸の青春」。キーボード奏者のダンカン・フォールがボーカル兼ギター兼キーボードになり、トレバー・ラビンと同じ役割になっている。17曲収録され、作曲はほとんどがトレバー・ラビンなので主導権はまだトレバー・ラビンにあるが、ダンカン・フォールも単独でボーカルをとる曲がある。長くても4分なので聞きやすい。曲の幅は広がり、ビートルズ風、バッドフィンガー風、クイーン風など、いろいろ表現できる。ストリングスをよく使っており、編曲もトレバー・ラビンが行っている。「シュガー・パイ」はブランドXの「ニュークリア・バーン」のようなイントロからポップなロックになる。「ホールド・オン・トゥ・ラヴ」はトレバー・ラビンのソロ・アルバム「キャント・ルック・アウェイ」で再録音された。
1
TREVOR RABIN
1978年。邦題「誘惑の貴公子」。ラビットを抜けて制作したソロ・アルバム。ドラム以外の楽器とボーカルをすべてトレバー・ラビンが担当している。オープニング曲の「誘惑の嵐」、その次の「狂熱の恋」はポップでコーラスも厚い。「ファンタジー」はグラム・ロックをバックに、サビがスペンサー・デイヴィス・グループの「ギミ・サム・ラヴィン」が乗る曲。「赤い荒野」はハード・ロック時代のスウィートのようなサウンド。
2
FACE TO FACE
1979年。サウンドがギター中心になり、音自体の厚みもある。「ナウ」のイントロはイエスのようなコーラスがある。アルバムの後半になると徐々にピアノやキーボードが増えるが、前作までのようにサウンドの中心になることはない。最後の「ラスト・ワン」は前作と同じくスウィートのような雰囲気。
3
WOLF
1980年。前作までと異なり、多くの有名アーティストが参加している。ボーカルはトレバー・ラビンのほか、マンフレッド・マンズ・アース・バンドのクリス・トンプソンが参加。ベースはクリームのジャック・ブルース、マイケル・シェンカー・グループのモ・フォスター、ドラムにマイケル・シェンカー・グループのサイモン・フィリップス、キーボードにマンフレッド・マン、フリーのラビットが参加している。大まかに言えば、ベース、ドラムはマイケル・シェンカー・グループ、ボーカル、キーボードはマンフレッド・マンズ・アース・バンドの人脈がかかわっている。トレバー・ラビンはこのアルバムを出した同じ年にマンフレッド・マンズ・アース・バンドの「チャンス」をプロデュースしている。キーボードが復活し、ポップさも増した。「ロスト・イン・ラヴ」「ルッキン・フォー・ア・レイディ(ウルフマン)」はハードロック。「ロスト・イン・ラヴ」のシンセサイザー・ソロはマンフレッド・マンだろう。
4
CAN'T LOOK AWAY
1989年。イエスを経て9年ぶりに制作されたソロ・アルバム。ラビットのダンカン・フォールがコーラスで、イエスのアラン・ホワイトがドラムで参加。親しみやすいポップさではないが、構成に凝ったりテンポに緩急をつけたような曲でもメロディーが覚えやすい。「カヴァー・アップ」はソウルのような女声コーラスを入れている。「プロミセス」はいい曲。「ホールド・オン・トゥ・ラヴ」はラビット時代の曲を再録音。

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