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THUNDERCAT

1
THE GOLDEN AGE OF APOCALYPSE
2011年。フライング・ロータスの「コスモグランマ」にサンダーキャットが参加したことで、ソロアルバムをフライング・ロータスがプロデュースをすることになった。シンセサイザーとプログラミングを駆使したフュージョンに近いサウンドになっている。エレクトロ音楽よりはバンド演奏に近い編集をしている。ボーカルが入る「イズ・イット・ラヴ?」は5分あり、他の12曲はすべて3分台以下。唐突に終わる曲もある。「フォー・ラヴ・アイ・カム」「シーズンス」「ウォーキン」「リターン・ト・ザ・ジャーニー」もボーカルが入る。
2
APOCALYPSE
2013年。キリスト教文化圏の人間がアルバムに黙示録というタイトルを付けたなら、そのアルバムには宗教的な意味が強く込められていると解釈するべきだろう。最後の曲は3部構成で6分半あり、「ア・メッセージ・フォー・オースチン」はブックレットにあるオースチンのこととみられる。ドラムソロがある「ロータス・アンド・ザ・ジョンディー」もオースチンだろう。ロータス(蓮)、ロード(主)、エバンゲリオン(福音)といった単語が含まれるタイトルから、曲調も幾分抽象化されている。アルバムの内容を正当に解釈してもらうためにも、サンダーキャットは参加者や歌詞の情報をアルバムに付随させるべきだった。
3
DRUNK
2017年。23曲あり、17曲は3分以下。ケンドリック・ラマー、ファレル・ウィリアムス、ウィズ・カリファ、ロギンス&メッシーナのケニー・ロギンス、ドゥービー・ブラザーズのマイケル・マクドナルドが参加する。多くの曲はサンダーキャットと共演者による共作。ベースをサンダーキャットが弾き、ボーカルもとる。ベース以外の音はドラムとキーボードがほとんどなのでベースはよく聞き取れるが、ベースを聞かせようとしているわけではない。前作ほどの真面目なテーマでは作っていないが、歌詞はややサイケデリックだ。「バス・イン・ジーズ・ストリーツ」「ショウ・ユー・ザ・ウェイ」「ゼム・チェンジズ」1970年代後半のアダルト・オリエンテッド・ロック風。「ブラック」「ジャミールズ・スペース・ライド」「インフェルノ」などはサンダーキャットがボーカルを多重録音してハーモニーをつくっている。ヒップホップのアーティストと70、80年代のアーティストと共演し、90年代のアーティストとの共演がないのは、前の世代に対する違和感があるからか。

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