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THE SWEET

1
 
GIMME DAT DING
1970年。A面がスウィート、B面がピプキンズで、それぞれ6曲ずつ収録。全曲がCD化されている。4人編成。ポップスに近いロックで、コーラスは60年代のホリーズのように単声が多いが、ハーモニーはすきがない。アルバム・タイトルはピプキンズのヒット曲のタイトルで、商業的にはピプキンズが圧倒している。
2
FUNNY HOW SWEET CO-CO CAN BE
1971年。サウンドの雰囲気を変え、当時流行のグラムロックに近くなった。オープニング曲の「ココ」や「ハニーサックル・ラブ」はT.レックスに似ている。明るい曲が多く、曲も多彩だ。4人全員にボーカルの表記がついた。「リフレクションズ」はダイアナ・ロス&シュープリームス、「デイドリーム」はラヴィン・スプーンフルのカバー。最後の2曲はハードロックで、特に「ロング・オールライト」はディープ・パープル、またはジョー・サウスの「ハッシュ」を思い出す。
 
 
SWEET
1973年。ベスト盤。
3
DESOLATION BOULEVARD
1974年。邦題「危険なブールヴァード」。ハードロックになり、コーラスも多声になった。コーラスを重視するバンドとしては代表的なバンドで、それが堪能できるのはこのアルバムから。ファルセットを使うコーラスもオープニング曲から出てくる。「初恋の16才」「フォックス・オン・ザ・ラン」収録。「黄金の腕」はエルマー・バーンスタイン作曲。映画の主題歌のカバーで、ドラム・ソロを含む8分半のジャズ。映画音楽として使われた最初のジャズ。「マイ・ジェネレーション」はザ・フーのカバー。
4
SWEET FUNNY ADAMS
1974年。邦題「荒廃の街角」。グラムロックの要素がなくなり、ギター中心のハードロックの音。ディストーションもかかり、ツイン・リード・ギターや短く刻むリズム・ギターが頻繁に出てくる。「ペパーミント・ツイスト」はジョーイ・ディーのカバー。「セット・ミー・フリー」「スウィートFA」「A.C.D.C.」収録。
STRUNG UP
1975年。邦題「ライヴ・アンド・ベスト」。7曲のライブと10曲のスタジオ録音で構成。LPは2枚組でライブとスタジオ録音がそれぞれ別のLPになっている。ライブとスタジオ録音で重複する曲はない。「バーニング/サムワン・エルス・ウィル」はハードなロック。「ロング・オールライト」はほぼギターソロ、「愛してくれていいんだよ」はアコースティック演奏。「黄金の腕を持った男」の後半はドラムソロ。グラムロックとハードロックが全盛だった1973年にライブ録音されているが、演奏の方向性はハードロックだ。スタジオ録音は「アクション」「フォックス・オン・ザ・ラン」「ロックン・ロールに恋狂い」「ブロックバスター」収録。
5
GIVE US A WINK
1976年。邦題「甘い誘惑」。代表曲の「アクション」がオープニング曲。シンセサイザーを使うことが多くなり、バラードの「星あかりの女」はメーン・メロディーがキーボードで演奏される。「フォックス・オン・ザ・ラン」は「危険なブールヴァード」収録バージョンよりもコーラスの音程が広く、シンセサイザーも追加されている。「アクション」のサウンドがアルバム全体のサウンドにもなっている。全曲をメンバーで作曲。「恋のだましあい」収録。
6
OFF THE RECORD
1977年。邦題「明日なき青春」。曲が多彩になり、ハードロックを基調としながらキーボードがソロをとったりファンクロックをやったりする。コーラスは派手になった。
7
LEVEL HEADED
1978年。邦題「甘い罠」。ストリングスを使用し、クラシック風のサウンドを取り入れた。A面は最後の曲が「愛が命」で、一般的に知られているシングル・バージョンより倍くらい長い7分弱。必然的に曲に展開が生じることになる。B面は1曲目が「永遠の詩」、4曲目も「永遠の詩」になっているが、1曲目は通常の4分の曲、4曲目は最後の「エア・オン・ア・テープループ」に続く1分弱のイントロ。クラシックの序曲のようなサウンド。1枚のアルバムの中で全体の流れを考慮していることは明らか。前作はレコード、このアルバムはカセットテープのジャケット。パッケージとしてのアルバムの芸術性を高めようとする意図が感じられる。
8
CUT ABOVE THE REST
1979年。邦題「標的」。ボーカルのブライアン・コノリーが抜け、3人編成になった。ボーカルは残りの3人が分担。キーボード奏者が3人参加している。メロディー楽器はキーボードがギターと同じくらいに目立っている。高い音域を出すボーカルがいなくなったため、コーラスの爽快さがやや後退している。
9
WATER'S EDGE
1980年。楽器の中心がキーボードになり、コーラスを主体とするロックになった。一般的にスイートの全盛期は「ファニー・ハウ・スウィート・ココ・キャン・ビー」から「甘い誘惑」のころとされ、「甘い罠」までは人気がある。「ウォーターズ・エッジ」が発表されたころは、他のハードロック・バンドがギター中心のヘビーメタルに近づいており、ハードロック・ファンの注目もその方向に向いていた。したがってスウィートにとってはやや不利だった。
 
 
VI
1980年。「ウォーターズ・エッジ」と同内容。
10
IDENTITY CRISIS
1982年。前作とは異なり、ほとんどキーボードを使わず、ギター中心のサウンドになっている。コーラスはそのまま。このアルバムを出した後解散。
 
 
LIVE AT MARQUEE
1989年。新曲4曲を含むライブ盤。グランプリ、ユーライア・ヒープのフィル・ランゾンがキーボードで参加。
 
 
A/ANDY SCOTT'S SWEET
1993年。スイートのギター兼キーボード兼ボーカルのアンディ・スコットが結成したバンド。ギター2人、ドラム不在の4人編成。ボーカルは専任。
 
LIVE BREAKDOWN
1995年。いつの録音なのかを書いていない。歓声もMCも入っており、曲もつながっているところがある。ライブなのにフェード・アウトもある。コーラスはレコードと変わらない音が出てくるので、実際にコーラスをやっているわけではないと思われるところがある。「ローラ・リー」をやっているので「明日なき青春」のころだと思われる。
 
THE ANSWER/ANDY SCOTT'S SWEET
1997年。ドラムが加入し5人編成。80年代のハードロック、ヘビーメタルを再現。ギターが2人なので、演奏の幅が広がる。
 
LET'S GO
1997年。16曲のうち6曲が日本公演のライブ、10曲が「甘い誘惑」と「明日なき青春」のころの曲のデモ・バージョン。曲によって体裁はまちまちで、「フォックス・オン・ザ・ラン」のデモ・バージョンはボーカルとギターだけの演奏。「アクション」はドラムも入る。コーラスは入らないことがほとんど。ライブは音質が悪い。
 
GREATEST HITS
2001年。ベスト盤。「ファニー・ハウ・スウィート・ココ・キャン・ビー」から「甘い誘惑」までの曲。シングルの曲も含まれる。「甘い罠」収録の「愛が命」は収録されていない。大量に出ているスイートのベスト盤は、「明日なき青春」以降の曲をほとんど収録していないので、スイートの歴史や音楽の変遷を知ることは期待できない。
 
FIRST RECORDINGS 1968-1971
2002年。デビュー盤の6曲と1968年からのシングル収録曲を収録。

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