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RIHANNA

1
MUSIC OF THE SUN
2005年。リアーナはバルバドス出身の女性歌手。1988年生まれ。バルバドスは西インド諸島(カリブ海)なので、レゲエを含んだダンス音楽を歌っている。オープニング曲の「ポン・デ・リプレイ」はリズムを強調したアップテンポの曲。歌い方はビヨンセを穏やかにした感じ。パーカッションが多めのエレクトロ・ポップだ。全米10位。
2
A GIRL LIKE ME
2006年。若くして大手レコード会社からデビューしただけあって、表現力は素晴らしい。適度にレゲエを織り込んだダンス音楽も、ビヨンセやマライア・キャリー、レオナ・ルイス、その他女性歌手との差別化につながっている。ダンス音楽中心というところが若さを強調しており、多くの要素がうまく作用している。全米5位。
3
GOOD GIRL GONE BAD
2007年。ダンス音楽を大幅に増やし、リズム・マシーンの音が大きくなった。オープニング曲はジェイ・Zが参加している。曲によってはリズム・マシーンの代わりにドラムやエレキギターを使う。歌唱力があるので曲がメロディアスに作曲されており、これが曲のポップさ、覚えやすさにつながっている。女性歌手のダンス音楽のアルバムとしては傑作だ。ティーンポップのイメージから脱却することに成功している。全米2位。
4
RATED R
2009年。邦題「R指定」。10代でデビューした女性歌手は通常、20代の前半で「脱アイドル」の過程を経るが、リアーナはこのアルバムがそれにあたる。ダンス音楽ばかりではなく、最後の2曲は聞かせるための曲となっている。「ミュージック・オブ・ザ・サン」と「ガール・ライク・ミー」は肌の露出が多かったが、このアルバムでは大人の危ない雰囲気を漂わせている。曲間にSEが入ることがあるが、銃声は入れなくても良かったか。ジャケットから受けるほどサウンドが変わっているわけではなく、むしろ聞きやすい。全米4位。
5
LOUD
2011年。ビヨンセに次ぐ女性アフリカ系歌手として曲、歌唱力が高水準だ。バラードでも声に張りがあり、力強く歌っている。若い女性歌手の場合、歌唱力や曲以外にそのファッションや生活の話題が先行することがあるが、ボーカルだけでも十分高評価を獲得できるだろう。ニッキー・ミナージュが参加した「レイニング・メン」はレディー・ガガのような曲。「オンリー・ガール(イン・ザ・ワールド)」「ホワッツ・マイ・ネーム?」収録。全米3位。
6
TALK THAT TALK
2011年。歌い上げる曲が前作より少なく、踊りやすいビートの曲が多くなっている。「ウィー・ファウンド・ラヴ」は前作の「オンリー・ガール(イン・ザ・ワールド)」に匹敵する、あるいは上回る曲。11曲で37分半。全米3位。
7
UNAPOLOGETIC
2012年。高揚するメロディーはそれほど多くないが、余裕を持って大人のメロディーを歌う。全体的にアップテンポが少なく、ハードに踊る若いサウンドではない。ほとんどの音をシンセサイザー、エレクトロニクスで構成する。デイヴィッド・ゲッタが参加した「ライト・ナウ」は盛り上がる展開にしている。「ホワット・ナウ」「ステイ」は歌い上げるバラード。「ロスト・イン・パラダイス」はサビに入った後の音階が上昇せず、高揚感をそがれる。「ナム」はエミネムが本格的にラップで参加。「ダイヤモンズ」収録。全米1位。
8
ANTI
2016年。同時に聞こえる音の数を減らし、テンポも遅くしてボーカルががよく聞き取れるようなサウンドにしている。「グッド・ガール・ゴーン・バッド」以降、リアーナが曲に関与できる度合いは大きくなっているとみられるので、派手さや快活さを抑えた作風はリアーナの意図するところと推測できる。ジャケットの点字は世間が持つ自己の像と自らが認識する像の不一致をテーマにしており、青年期特有の心理をリアーナも共有している。「ワーク」はドレイクが参加。「セイム・オール・ミステイクス」はテーム・インパラの「ニュー・パーソン、セイム・オールド・ミステイクス」のカバーで、意外性がある。「ネヴァー・エンディング」はエミネムの「スタン」に使われたダイドの「サンキュー」をサンプリングしている。「ラヴ・オン・ザ・ブレイン」は60年代リズム&ブルース風。この曲を含む最後の3曲は古風なサウンドを模倣している。

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