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PRETTY MAIDS

1
PRETTY MAIDS
1983年。ギター2人、キーボードを含む6人編成。デンマーク出身。各曲のイントロがほほえましいくらいにルーツの影響が出ている。アイアン・メイデン、レインボウ、マイケル・シェンカー・グループ、シン・リジーだ。80年代初頭のドイツ以外の本格的ヨーロッパ・ヘビーメタル・バンドはプリティ・メイズが最初。
2
RED,HOT&HEAVY
1984年。「フォーチュナ~バック・トゥ・バック」は今でもバンドの代表曲。人気を決定づけた。このころのヨーロッパのバンドの特徴は、時代の影響を受けやすいことだが、この作品にもヘアメタル、MTVロックの影響が見られる。ハードな曲とポップな曲が同居。
 
 
LETHAL HEROES
1984年。
3
FUTURE WORLD
1987年。ギターが1人抜け5人編成になった。イントロに続いてハードでスピーディな曲をオープニングに持ってくるのは前作と同じ。ポップな曲はより洗練されてバンドの個性と化している。
4
JUMP THE GUN
1990年。ギターが1人増えツイン・ギターになり、キーボードがいなくなった。前2作のスタイルとは違う構成。ロゴも変わってイメージを変えようという意志は感じられるが、果たしてその必要があったのだろうか。古典的ヘビーメタルとキーボード活用のポップを、同じバンドが高いクオリティで作っているところにバンドの個性があると思われる。サウンド傾向が大きく変わったわけではない。キーボードもきちんと使われている。「アテンション」収録。
 
IN SANTA'S CLAUS
1990年。クリスマス用企画盤。いい出来。ライブ3曲収録。
5
SIN-DECADE
1992年。ギターがまた1人になり、ドラム、ベースが交代。ポップな曲がないわけではないが、全体的にヘビーメタル色が濃い。だるさは全くなく、力強い。この作品で最も有名になった曲はフィル・ライノットのカバー「プリーズ・ドント・リーヴ・ミー」。アルバムの作風とヒットした曲のサウンド傾向の違いがバンドを惑わせる原因になったのではないかと思わせる。「プリーズ・ドント・リーブ・ミー」はヘビーメタル・ファンはもちろん、一般の音楽ファンにも支持されてセールス上も成功した。
 
OFFSIDE
1992年。日本のみ発売のアコースティックな企画盤。「プリーズ・ドント・リーヴ・ミー」はフィル・ライノットのカバー。「’39」はクイーンのカバー。「フライ・アウェイ」はワイルド・ホーシズのカバーで、ボーカル兼ベースのジミー・ベインとシン・リジーのフィル・ライノットが作曲。
 
 
STRIPPED
1993年。「オフサイド」に新曲を加えたアコースティック・アルバム。
6
SCREAM
1994年。ギターの音に多少流行を取り入れているが、曲が良ければ許される。「シン・ディケイド」並みにハードな内容。
 
SCREAMIN' LIVE
1995年。ライブ盤。地元のデンマークでのライブなので、曲間のMCはデンマーク語になっている。ギターが1人だと、ヘビーメタルとしては音が薄く、迫力に欠けるところがある。ロニー・アトキンスのボーカルは、力強く発声する部分があまり長続きしない。後半の「フューチャー・ワールド」「バック・トゥ・バック」「レッド、ホット&ヘヴィ」は連続して演奏され、この2曲が代表曲であることを示す。「プリーズ・ドント・リーヴ・ミー」「シン・ディケイド」「ラヴ・ゲームス」等収録。
7
SPOOKED
1997年。プリティ・メイズはハードな曲もポップな曲も書ける器用さが売りでもある。ただ、ファンは「バック・トゥ・バック」のイメージを引きずりすぎの感がある。いつも通りのいい出来。キッスの「ハード・ラック・ウーマン」、オズモンズの「クレイジー・ホース」のカバー収録。「ツイステッド」収録。
 
 
THE BEST OF...BACK TO BACK
1998年。ベスト盤。
8
ANYTHING WORTH DOING IS WORTH OVERDOING
1999年。バンドのキャリアも長くなると、ただ「安心して聞ける」というだけでは評価が苦しくなる。ロニー・アトキンスが歌っているからプリティ・メイズだと分かるが、他人が歌っていたらプリティ・メイズだと分かるだろうか。水準以上の作品だが、こういう評価が出てくるくらい、いいアルバムを出してきたという証でもある。
 
HELL ON HIGH HEELS
1999年。プリティ・メイズとしては珍しいシングルの日本盤。「スプークト」「カム・オン・タフ」はライブ。
9
CARPE DIEM
2000年。「カーペ・ディエム(カルペ・ディエム)」はラテン語で、「今、この時を生きろ」という意味。元は古代ローマの詩人ホラティウスの有名な詩の題名。マンネリ化は否定できない。
10
PLANET PANIC
2002年。シェールが「ビリーブ」をヒットさせてから、ボーカルをいじくって変化をつける手法が流行した。このアルバムでも1曲目で、シェールと同じことをやっている。ジャケットは過去にいろいろなアーティストが使っている図柄。もともとは第二次大戦中に米軍が硫黄島に上陸したときの写真。ユーライア・ヒープやサヴァタージも使っている。アメリカの同時テロについて歌った曲があるが、全体的に直接的表現が多い。重々しいテーマを扱うとき、英語を母国語としないアーティストの詩が深みに欠けてしまうのは否めない。
 
 
ALIVE AT LEAST
2003年。ライブ盤。
11
WAKE UP TO THE REAL WORLD
2006年。ドラムが交代。サウンドに大きな変化はないが、ボーカルのパワフルさが衰えてきている。「サッチ・ア・ラッシュ」はキーボードが厚いポップな曲。「パーフェクト・ストレンジャーズ」はディープ・パープルのカバー。
12
PANDEMONIUM
2010年。キーボード奏者が加入し5人編成。キーボードが正式にメンバーになったことで、ギターとキーボードが相乗効果を発揮している。曲も良くなった。「ファイナル・デイ・オブ・イノセンス」はザ・フーがヘビーメタルをやっているようなサウンド。ボーナストラックの「カチン」はシャナイア・トゥエインのカバー。
IT COMES ALIVE - MAID IN SWITZERLAND
2012年。ライブ盤。

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