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MAROON5

1
SONGS ABOUT JANE
2003年。キーボードを含む5人編成。アメリカ・ロサンゼルス出身。ボーカルの歌い方、ギターの音色、バンド全体の音の厚さは、流行のロックン・ロールやラウド・ロックではなく、アフリカ系歌手のソロ・アルバムに近い。各楽器がそれぞれ大きな音を主張するようなサウンドではない。ボーカルは70年代のソウル、リズム&ブルース風。「ディス・ラヴ」「シー・ウィル・ビー・ラヴド」「サンデイ・モーニング」がヒット。「ラグドール」はフォー・シーズンズの「悲しきラグドール」のカバーではない。
 
 
1.22.03 ACOUSTIC
2004年。アコースティック・ライブ。ビートルズの「恋におちたら」、AC/DCの「地獄のハイウェイ」のカバー収録。
 
SUNDAY MORNING/SHE WILL BE LOVED
2005年。シングル盤。アルバムと同じバージョンとボーカルのないカラオケ・バージョンの2曲ずつ計4曲。
 
LIVE FRIDAY THE 13th
2005年。邦題「ライヴ!」。ライブ盤。アルバムを1枚しか出していないので、アルバムのほとんどの曲を演奏している。演奏していないのは「ラグドール」だけ。サウンドは特に変えていない。「シー・ウィル・ビー・ラヴド」「ディス・ラヴ」はヒット曲なので歓声が大きく、「ディス・ラヴ」は途中まで観客だけで合唱する。「スルー・ウィズ・ユー」はアルバムとは違い、AC/DCの「サンダーストラック」のようなイントロだ。「ウェイスティッド・イヤーズ」はアルバム未収録曲。「エイント・ノー・サンシャイン」はビル・ウィザーズ、「ハロー」はオアシスのカバー。
2
IT WON'T BE SOON BEFORE LONG.
2007年。このバンドは、他の新しいバンド群と比べるとサウンドとして斬新であったり、いろいろなジャンルを取り込んだりしているわけではない。むしろオーソドックスなロックだ。見た目やファッションは(ロックとしては)良心的だ。つまりマルーン5は、音楽ファンがそれほど音楽に興味がない人にも「いいロックバンド」として勧めやすい。ボーカルがシンガー・ソングライターのように情感豊かであるのもポイントだ。他のバンドよりも、受け入れられる間口が広いということである。以上のような説明をする場合、サウンドやメロディーはごく普通なのかという邪推が働くが、広く受け入れられるためには、音楽そのものが魅力的でないと難しい。今回のアルバムも、前作同様、メロディーはすばらしい。曲によってはポリスの「見つめていたい」に近くなる。「キウイ」の展開は見事だ。「ベター・ザット・ウィ・ブレイク」はジェイムス・ブラントのようなバラード。ザ・ストロークスをはじめとするロックン・ロール・リバイバルと、フランツ・フェルディナンドのダンス音楽風ロックン・ロールがアルバムの土台になっている。「メイクス・ミー・ワンダー」「ウェイク・アップ・コール」収録。
3
HANDS ALL OVER
2010年。オープニング曲は軽く弾むファンクで、ボーカルは高めの声でソウル風に歌う。白人がアフリカ系の泥臭さやアクの強さを抜き取って演奏している印象だ。アルバムタイトル曲はソウルの雰囲気が強い。「ハウ」はライブで盛り上がりそうなバラード。「アウト・オブ・グッバイズ」はカントリーポップのレディ・アンテベラムが参加している。海外盤はジャケットが異なる。
4
OVEREXPOSED
2012年。キーボードが交代。全体的にポップになった。曲の幅も広がっている。ポップになったというより、ポップな曲が増えたと理解する方が適切か。伝統的なバンドサウンドよりもエレクトロニクスが多用される。ソウル風ロックンロールから、人工音による現代的なロックに移行している。「チケッツ」はレディー・ガガのような曲。ボーナストラックの「ムーヴス・ライク・ジャガー」はクリスティーナ・アギレラと共演し、2011年にバンド最高のヒット曲となった。
5
V
2014年。キーボードが復帰、6人編成。前作に続きポップで、プロデューサーは前作からマックス・マーティンとなっている。ケイティ・ペリー、テイラー・スウィフト、ケシャ、ブリトニー・スピアーズ等で多数のヒット曲に関わっており、シンセサイザーとエレクトロニクスを多用する。マックス・マーティンがこれまでに関わったアーティストとは違い、マルーン5はバンド編成なのでそれらしい音に近づけているものの、「アンキス・ミー」「ニュー・ラヴ」などはエレクトロポップと変わらない。ボーカルの音域の広さがメロディーの幅を広げ、マックス・マーティンのサウンドと相乗効果をもたらしている。「マイ・ハート・イズ・オープン」はグウェン・ステファニーが参加している。「マップス」「シュガー」「リーヴィング・カリフォルニア」収録。
SINGLES
2015年。ベスト盤。
6
RED PILL BLUES
2017年。キーボードが加入、7人編成。白人中心のバンドでありながら、サウンドがリズム&ブルースに近いというのがバンドの特徴だったが、必ずしもバンド編成である必要がないところまで来ている。アフリカ系歌手のソロアルバムとそれほど変わりなく、ロックバンドからシンセサイザー、エレクトロニクス中心のグループに転換した。ゲスト参加もヒップホップのアルバムのように多い。ベスト盤を出して区切りを付けたとも言える。最後の「クロージャー」は後半の8分半が長い演奏となっている。「ホワット・ラヴァーズ・ドゥ」はシザ、「ウィスキー」はエイサップ・ロッキー、ボーナストラックの「ドント・ワナ・ノウ」はケンドリック・ラマーが参加。

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