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M83

1
M83
2001年。映画の会話部分ぼシーンをサンプリングしたインスト曲のエレクトロ音楽。メロディーは流麗で、ノイズや音質の低い音を取り入れることで冗長さを回避している。「シッティング」はラジオを通して聞くシンセサイザー音楽のような音質。「スローリー」は70、80年代のシンセサイザーを使っているようなサウンド。
2
DEAD CITIES,RED SEAS&LOST GHOSTS
2003年。オープニング曲は前作を引き継ぐようなサンプリング曲で、2曲目の「アンレコーデッド」から本格的に曲が始まる。「ラン・イントゥ・フラワーズ」「ビューティーズ・キャン・ダイ」でボーカルとバイオリンを取り入れ、サンプリング以外の新しい要素を初めて加えた。「0078h」もボーカルが入るが、サンプリングのように扱われている。映画からのサンプリングも前作に続き使用している。「イン・チャーチ」は教会のオルガンを模した写実的な曲。「ノイズ」「ゴーン」はシューゲイザーの影響があり、「ラン・イントゥ・フラワーズ」の後半も持続音の厚みがある。
3
BEFORE THE DAWN HEALS US
2005年。1人抜け、アンソニー・ゴンザレスが単独で制作し、ボーカルもとっている。多くの曲にドラムが使われ、ロックに近づいている。「ドント・セイヴ・アス・フロム・ザ・フレームズ」「M83」「ギター・アンド・ア・ハート」などはエレクトロ音楽以外の聞き手にもアピールしうる。「フィールズ、ショアラインズ・アンド・ハンターズ」「M83」「ティーン・アングスト」はシューゲイザー。「ロウワー・ユア・アイリッズ・トゥ・ダイ・ウィズ・ザ・サンン」は10分を超え、同じフレーズを繰り返しながら6分かけて盛り上げ、4分で徐々に収束する。このアルバムで日本デビュー。
4
DIGITAL SHADES Vol.1
2007年。バンドサウンドから離れ、ボーカルも減らしたシンセサイザー中心のサウンド。デビュー盤ほどのノイズはなく、音は滑らか。ボーカルが入るのは「カラーリング・ザ・ヴォイド」「シスター・パート2」。最後の「ザ・ハイエスト・ジャーニー」は前作の「ロウワー・ユア・アイリッズ・トゥ・ダイ・ウィズ・ザ・サン」と同じく、徐々に盛り上げていく曲。バンドサウンドとボーカルをあえて組み込まなかったことでポピュラー音楽から遠ざかり、日本盤が出なかった。
5
SATURDAYS=YOUTH
2008年。女性ボーカル兼キーボード、ドラムを加え3人編成。最後の「ミッドナイト・ソウルズ・スティル・リメイン」以外は短くとも何らかの歌詞がある。女性ボーカルも作曲に関わっており、その曲はリードボーカルをとることが多い。「キム&ジェシー」「アップ!」は通常のロック、ポップスとしても十分な質を保つ。「グレイヴヤード・ガール」「ダーク・ムーヴズ・オブ・ラヴ」はギターとシンセサイザーによるシューゲイザーで、ボーカルが後景にあるのもシューゲイザーらしい。これまでどおり最後の曲は長く、この曲のみボーカルが入っていない。ドラムもなく、11分にわたってドローン音楽、あるいはヒーリングミュージックのようなシンセサイザー音が続く。
6
HURRY UP,WE'RE DREAMING.
2011年。2枚組。22曲で73分。1分から2分のインスト曲とそれ以上のボーカル入りの曲に分かれる。インスト曲であってもバンドサウンドでアップテンポな曲もある。これまでと異なり、アンソニー・ゴンザレスのボーカルがはっきりと聞き取れ、ギターやシンセサイザーに潜むようなシューゲイザー風のボーカルは減っている。80年代のシンセサイザー中心のロックに近いサウンドが多い。このアルバムからだけでは、M83がエレクトロ・シューゲイザーのアーティストだと判断することはできない。「ミッドナイト・シティ」がヒット。アルバムも初めて世界レベルでヒットしている。
7
JUNK
2016年。シンセサイザーによるポップスがほとんどとなり、シューゲイザーやエレクトロ音楽の要素は希薄。半数以上の曲にボーカルが付き、サックスを使う曲も複数ある。アンソニー・ゴンザレスは自分でも歌い、女性ボーカルを2人、男性ボーカル2人を招いている。「タイム・ウィンド」のボーカルはベックだ。「ゴー!」のギターはスティーヴ・ヴァイだという。「ハリー・アップ・ウィ・アー・ドリーミング」のポップな部分を拡大し、「サタデーズ=ユース」のシューゲイザー風サウンドを取り除いたアルバム。

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