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JELLYFISH/MOOG COOKBOOK

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BERRYBUTTON/JELLYFISH
1990年。ドラムがボーカルを兼任する4人組。ポップさを備えたロックで、再発盤にはライブが6曲収録されている。このうち、1曲はバッドフィンガーの「嵐の恋」とポール・マッカートニー&ウィングスの「ジェット」をカバーしている。楽器の音色やコーラス、曲調などは、70年代イギリスのロック、ポップス風。メロディーはビー・バップ・デラックスのようなかっこよさがある。
2
SPLIT MILK/JELLYFISH
1993年。邦題「こぼれたミルクに泣かないで」。ギターが抜けベースが交代。3人編成。コーラスを重視したのか、と思わせる凝ったアレンジ。制御されたコーラスや凝った編曲を聞くと、すぐ「クイーンの影響」などと偉大な先人にルーツを求めるのは、思考停止した態度なので避けたい。ポップさ、メロディーの懐かしさ、伝統的な編曲手法はビートルズ、バッドフィンガー、10ccなどを思い起こさせる。このバンドはすばらしい作曲能力を持ち、70年代ポップスを下地にすることで70年代のファンからは支持された。しかしグランジ・ロック、オルタナティブ・ロック全盛期であったため若いファンには支持が広がらなかった。
 
NEW MISTAKE/JELLYFISH
1996年。邦題「ニュー・ミステイク&デモ・トラックス」。シングル曲、「こぼれたミルクに泣かないで」収録曲のデモ・バージョン3曲、「ベリーバトゥン」収録曲のデモ・バージョン2曲、アルバム未収録曲4曲の10曲収録。いずれもアルバムと同じ路線。通常の曲として違和感はなく、デモというほどではない。
 
IMPERIAL DRAG/IMPERIAL DRAG
1996年。ジェリーフィッシュのギター、スラッシュズ・スネイクピットのボーカルのエリック・ドーヴァーと、ジェリーフィッシュのキーボード奏者のロジャー・マニングが結成したバンド。4人編成。エリック・ドーヴァーはジェリーフィッシュのアルバムには1枚も参加していない。ジェリーフィッシュよりもロック寄りで、キーボードは古風な音を使う。ムーグなども使い、コーラスは控えめ。
 
BOY OR A GIRL/IMPERIAL DRAG
1996年。シングル盤。アルバム未収録曲2曲収録。裏ジャケットには70年代初期のようなシンセサイザーを使うキーボード奏者が写っている。
 
THE MOOG COOKBOOK/THE MOOG COOKBOOK
1996年。ジェリーフィッシュのキーボード奏者のプロジェクト。ムーグ・シンセサイザーを使ってオルタナティブ・ロックをカバー。ニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ア・ティーン・スピリット」が最も有名か。プログレッシブ・ロック中心に聞いている人が聞いてもイメージが異なると思われる。オフスプリングの「カム・アウト・アンド・プレイ」は「2001年宇宙の旅」が出てくるが、「酒場のバンド」に続けばなお良かった。
 
YE OLDE SPACE BANDE/THE MOOG COOKBOOK
1998年。邦題「宇宙バンドのクラシック・ロック」。デビュー盤の70年代ロック・バージョン。ステッペンウルフの「ワイルドで行こう」、テッド・ニュージェント「狂い猫」、レーナード・スキナード「スイート・ホーム・アラバマ」、ボストン「宇宙の彼方へ」、バン・ヘイレン「叶わぬ賭け」、レッド・ツェッペリン「胸いっぱいの愛を」、デビッド・ボウイ「ジギー・スターダスト」、シカゴ「長い夜」、イーグルス「ホテル・カリフォルニア」、キッス「ロックン・ロール・オール・ナイト」。聞き所はアレンジそのものよりもソロやエンディング。曲の途中に違う曲のメロディーを挿入することが多く、この手の音楽(ホット・バターの「ポップコーン」)やアメリカ民謡全般を知らないと楽しめない。インスピレーションのムーグ版であろうと思われる「ムーグスピレーションズ」のクレジットに大物アーティストの名前多数。日本人で唯一冨田勲が入っている。
 
SOLID STATE WARRIOR/ROGER JOSEPH MANNING Jr.
2006年。ジェリーフィッシュのキーボード奏者、ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニアのソロ・アルバム。ジェリーフィッシュの曲をキーボード奏者が1人で録音しているようなアルバム。キーボード、シンセサイザーが多く、コーラスは多声だ。ポップなメロディーだが明るく快活というイメージではない。「サンドマン」はコーラスで始まる。
 
CATNIP DYNAMITE/ROGER JOSEPH MANNING Jr.
2008年。70年代のポップなロックを思い出すサウンド。ここはエレクトリック・ライト・オーケストラ、ここはスージー・クアトロ、ここはゲイリー・グリッター、トッド・ラングレンなどと、いちいち特定のアーティスト名が浮かんでくる。コンピューターでプログラミングしたようなキーボード、大きく歪ませたギター、音が割れるようなボーカルとは無縁のポップスだ。アナログにこだわった作風とも言える。前作より明るめのメロディー。「ダウン・イン・フロント」はエレクトリック・ライト・オーケストラの「ターン・トゥ・ストーン」、「イマジナリー・フレンド」はドアーズを思い出す。「サヴァイヴァル・マシーン」はイエスの「究極」か。「リヴィング・イン・エンド・タイムス」はコーラスを駆使したすばらしい曲。「ドライヴ・スルー・ガール」はT・レックス、もしくはスージー・クアトロの「悪魔とドライブ」を意識している。
TV EYES/TV EYES
2006年。ジェリーフィッシュのキーボード奏者、ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニア、ボーカル、ギターのジェイソン・フォークナーによるバンド。ドラムを含めた3人編成。ビート感の強いドラムに、シンセサイザー主導のメロディー、明快なボーカルがつく。ギターも厚い音で入っているが、全体的にロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニアによると思われるプログラミング、シンセサイザーが目立つ。日本のみの発売。
 
SOFTCORE/TV EYES
2008年。通常のバンド・サウンドで、メロディーはジェリーフィッシュのようなメロディアスなロック。キーボードは古風なシンセサイザーの音がする。7曲のうち4曲はリミックス。通常の曲は3、4分、最後の曲のみ10分を超えるインスト曲。日本のみの発売。

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