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IRON SAVIOR

1
IRON SAVIOR
1997年。かつてハロウィン、ガンマ・レイのカイ・ハンセンと一緒にバンドを組んでいたピート・シールクが、ブラインド・ガーディアンのドラムとカイ・ハンセンの3人で組んだバンド。ゲストでブラインド・ガーディアンのボーカルとガンマ・レイのダーク・シュレヒターが参加している。メロディアスなグレイヴ・ディガーという音。ボーカル・ハーモニーはカイ・ハンセン譲り。暑苦しい爽快感がある。「ウォッチャー・イン・ザ・スカイ」はガンマ・レイのアルバムにも収録されている。
 
COMING HOME
1998年。ドラムにガンマ・レイのダン・ツィマーマン、ベースにヤン・エカート、キーボードにブラインド・ガーディアンのサポート・メンバーのアンドレアス・クックを加入させて5人編成となった。先行シングル。「アトランティス・フォーリング」のライブ・バージョンにグレイヴ・ディガーのウヴェ・ルリス参加。
2
UNIFICATION
1999年。上記のメンバーで作られているが、キーボードの活躍度は少ない。グレイブ・ディガー寄りからブラインド・ガーディアン寄りになった。2人のギターのハーモニーがよい。ハロウィンの「メタル・インヴェーダーズ」「ゴーガー」、ブラック・サバスの「ネオン・ナイツ」のカバー収録。
 
INTERLUDE
1999年。ドラムがトーマス・ナックに交代。カバー、ライブ、新曲で構成される企画盤。ライブ5曲にはガンマ・レイのカイ・ハンセンが参加。新曲の4曲には物語性の強いコメントがついている。「デザート・プレインズ」はジューダス・プリーストのカバー。
3
DARK ASSAULT
2001年。ギターが1人増えて6人編成になった。ギターが3人になり、ボーカルは5人も取れる。それを生かした曲もあるが、そうでない曲もある。最後の曲はいつも壮大にアレンジしている。ジューダス・プリーストの「ユダへの貢物」「ヘリオン、ジ・エレクトリック・アイ」、クロークスの「ヘッドハンター」のカバー収録。
4
CONDITION RED
2002年。「コンディション・レッド」は軍事用語。沖縄のコンディション・グリーンとは逆。カイ・ハンセンが抜けて5人編成となった。作曲にも関わっていない。大仰さは薄れるかと言えば、それほどでもなく、基本的な路線は変わらない。ボーカルのピート・シールクがあくまでも歌うことにこだわってヒステリックに叫ぶことがないので、内なる抑圧の塊を発散させる爽快感が得られない。シールの「クレイジー」とジューダス・プリーストの「リヴィング・アフター・ミッドナイト」のカバー収録。
5
BATTERING RAM
2004年。キーボードが抜け4人編成。ギターを中心とするサウンドになり、男臭さ全開だ。カバーはなく、全曲が自作。「ブレイク・ジ・カース」はジューダス・プリーストの「アナザー・シング・カミング」を思い出す。前作とともに名盤。
6
MEGATROPOLIS
2007年。典型的なヘビーメタルのサウンドで、ほかに形容のしようがないくらいだ。新しいことは特に何もしていない。どこかのバンドのサイド・プロジェクトであれば、趣味を丸出しにして笑ってもらえるが、本業でやるといくらオーソドックスなヘビーメタルでも厳しい。他の同様のバンドも同じ。ヘビーメタル・ファンの価値基準と洋楽ロックファンのそれが90度や120度ではなく、180度違うことを物語るアルバム。
7
THE LANDING
2011年。ヘビーメタル賛歌を交えた力のこもったヘビーメタル。長い時間を経て醸成されたヨーロッパのヘビーメタルの特徴を、最も分かりやすい形で伝える。クラシック趣味や映画音楽の大仰さ、プログレッシブ・ヘビーメタルの自己満足的な分かりにくさを排していることが重要だ。
8
RISE OF THE HERO
2014年。ギター2人、厚いコーラス、密度の濃いサウンド等、これまでと変わらない。ボーカルの音程の安定感はドイツの、あるいはヨーロッパのヘビーメタルバンドの中でも上位になるだろう。「フロム・ファー・ビヨンド・タイム」はタイトルも含めてブラインド・ガーディアンのような曲。「ダンス・ウィズ・サムバディ」はマンドゥ・ディアオのカバー。

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