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HARD-FI

1
STARS ON CCTV
2005年。4人編成。イギリス出身。ボーカル兼ギターのリチャード・アーチャーが全曲を作詞作曲している。サウンドの雰囲気は、若干コンピューターで装飾されたロック。特定のジャンルが明確に現れるような曲は少なく、少しずつ匂わせるレベル。ザ・クラッシュに近いと言われれば、そういう言い方もできるが、パンクだけを聞いている訳ではない人は言われるまで意識しないだろう。ザ・クラッシュを引き合いに出されるのは、サウンドとともに、歌詞が社会性を持ち、それが若者の日常から世界情勢にまでつながっているからである。オープニング曲の「キャッシュ・マシン」「リヴィング・フォー・ザ・ウィークエンド」が日常、「ミドル・イースタン・ホリデイ」「フェルサム・イズ・シンギング・アウト」が世界情勢、特に紛争国を扱っている。若い人がやるロックとしてはむしろ健全であり、メディアも勧めやすい。発売当初のジャケットは黄色地に黒のデザイン。
2
ONCE UPON A TIME IN THE WEST
2007年。ストリングスとコーラスを本格的に取り入れ、ロックに映画音楽を取り込んだようなサウンドだ。オープニング曲は「サバーバン・ナイツ」は綴りがknightsになっているが、郊外生活の夜について歌っている。「サバーバン・ナイツ」「トゥナイト」「アイ・クローズ・マイ・アイズ」と1曲置きに歌いやすい曲が登場し、6曲目以降は偶数曲にすばらしい曲が並ぶ。ストリングスがクラシック調ではなく映画音楽風に聞こえるというのがアレンジのポイントではないか。クラシック調にするとアーティストとの距離感に違和感を抱かれ、多くのファンが離れる。映画音楽ならば、アメリカにハリウッドという巨大な映画産業があり、対抗意識としてヨーロッパの映画音楽を用いることに理解を得やすい。アメリカのバンドではないという意味づけも可能だ。西部劇に傾かず、60年代ヨーロッパにとどまらせるところが難しい。
3
KILLER SOUNDS
2011年。過去のアルバムよりもビートが強調され、ストリングスは使われなくなった。代わってエレクトロニクスが使われ、前作とは対照的だ。ポップなロックを中心に、ダンスしやすいロック、エレクトロ・ポップが並ぶ。メロディーが覚えやすく、曲のいくつかはヒット性に富む。「ギヴ・イット・アップ」は編曲がいい。「ラヴ・ソング」はいい曲。

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