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FOUNTAINS OF WAYNE

1
FOUNTAINS OF WAYNE
1996年。アメリカ出身の4人組。ボーカルとベースが全曲を作曲する。ポップなメロディーを持ち、サウンドは当時の流行のジャンルに属さないオーソドックスなロック。メロディー楽器はギターしかないのでギター・ポップと呼ぼうと思えば呼べるが、わざわざギター・ポップという呼び方をする必要があるのかどうかというほどシンプルなサウンドだ。ボーカルに目立った特徴もなく、オルタナティブ・ロック、ラウドロック全盛の時期では、曲のよさで押し通すにはインパクトが弱いアルバムだ。12曲で36分。「ラディエーション・ヴァイヴ」収録。
2
UITOPIA PARKWAY
1999年。作曲する2人がともにギターとキーボードも演奏する。ビートルズやバッドフィンガー、ビー・バップ・デラックス、トッド・ラングレン、10ccといった70年代のポップなロックをやっている。90年代で言えばジェリーフィッシュが思い浮かぶ。最先端のポピュラー音楽をやっているわけではなく、激しさや緊張感を追求しているわけでもないが、ロック、ポップスの楽しさ、アンサンブルの面白さがそのまま聞き手に伝わってくる。前作のシンプルなサウンドに比べれば、キーボードやストリングス、コーラスがつくだけで華やかだ。このあと活動休止。
3
WELCOME INTERSTATE MANAGERS
2003年。「ユートピア・パークウェイ」の路線。ある特定のサウンドで統一されているポップスではなく、カントリー・ロックからグラム・ロック、アダルト・オリエンテッド・ロックまで、70年代に聞かれたさまざまなスタイルでやっている。ディスコやファンクはないが、あっても違和感は感じない。70年代のポピュラー音楽をひととおり知っている人には安心感を、知らない人には質のよいポップスの楽しさを与えるアルバム。ロックにサウンド上の驚きやスリルを求める人にはやや物足りないかもしれない。曲によってはオアシスのようなサウンドになる。
 
 
OUT OF STATE PLATES
2005年。未発表曲集。
4
TRAFFIC AND WEATHER
2007年。ストリングスに加えてホーン・セクションも使うようになったが、同時には使われないので、70年代のダンヒル・サウンドのようにはならない。70年代前半よりは後半の、一歩引いたポップさを軸にしている。キーボードが重要な役割を担うようになった。ムーグのようなシンセサイザーを思わせるなど、音も古風だ。「ヨランダ・ヘイズ」は間奏がトランペット。「プラネット・オブ・ウィード」は手拍子が入るが、途中でリズムをずらしたまま曲が続く。こぢんまりした空間で演奏しているような雰囲気が出ていて、新しい試みだ。
5
SKY FULL OF HOLES
2011年。ストリングスやホーン・セクションはほとんど使わず、ギター、アコースティック・ギター、キーボードでメロディーを作る。アコースティック・ギターが増えているが、カントリーポップではなく70年代ウェストコーストの雰囲気だ。オープニング曲はアメリカの「金色の髪の少女」のようなイントロ。ボーナストラックの「ザ・ストーリー・イン・ユア・アイズ」はムーディー・ブルースの「愛のストーリー」のカバー。

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