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DIDO

1
NO ANGEL
1999年。ジャケットのイメージとは異なり、ベテラン歌手のようなメランコリーが漂う曲を歌う。明るくアップテンポな曲はない。女性歌手としては高い年齢でのデビューで、曲調がちょうどよく合っている。作曲も行うので、歌手というよりはシンガー・ソングライターと言える。バックの演奏はエレクトロニクスとバンドサウンドの混合。「ドント・シンク・オブ・ミー」はストリングスを含むバンドサウンド。「オール・ユー・ウォント」はオルタナティブ・ロック。「サンキュー」はエミネムが「スタン」でサンプリングしてアメリカでも有名になった。「ヒア・ウィズ・ミー」収録。アメリカ以外では2001年発売。全米4位、全英1位、世界で2000万枚以上。
2
LIFE FOR RENT
2003年。いくつかの曲では雰囲気が前向きになり、前作のイメージからやや明るくなっている。曲調は声の出し方にも関わる。「シー・ユー・ホエン・ユー・アー」や「ドゥ・ユー・ハヴ・ア・リトル・タイム」は周囲数メートルの範囲にしか聞こえないような、控えめな歌い方だ。前作と同様に、エレクトロニクスのリズムとアコースティックギター、ストリングスを主体とする演奏。タイトル曲や「メリーズ・イン・インティア」「ドント・リーヴ・ホーム」「サンド・イン・マイ・シューズ」は希望を感じさせる。歌詞はダイドが書いているとみられ、2人から1人になることの苦悩をテーマにしている曲が多い。「ホワイト・フラッグ」収録。全米4位、全英1位、世界で1000万枚以上。
3
SAFE TRIP HOME
2008年。曲、サウンドともこれまでで最も優れ、ダイドのボーカルと曲、演奏が高いレベルで組み合わされている。「ノー・エンジェル」「ライフ・フォー・レント」のヒットによってダイドが比較的自由に作曲できるようになり、演奏にも制限が少なくなったのではないか。アコースティックギターやストリングス、ピアノ、ドラム、エレクトロニクスといった楽器編成はこれまでと変わらないが、曲の内容は安寧だった元の場所に戻るという普遍的テーマを持っており、個人の感情から脱している。「グラフトン・ストリート」はキーボードにブライアン・イーノ、ドラムにフリートウッド・マックのミック・フリートウッドが参加し、ダイドがリコーダーを吹いている。「ネヴァー・ウォント・トゥ・セイ・イッツ・ラヴ」はザ・ルーツのクエストラヴがドラムで参加する。オープニング曲はビートルズの「カム・トゥゲザー」風のイントロで始まる。全米13位、全英2位、世界で500万枚以上。
4
GIRL WHO GOT AWAY
2013年。これまでと異なり、曲のほとんどがエレクトロニクスで作られている。過ぎ去った日々を追想し、自立しようとする女性を描く曲が多い。アルバムタイトルの「逃げ出した少女」は依存していた状況からの自立を含意している。「シッティング・オン・ザ・ルーフ・オブ・ザ・ワールド」はダイドの人生を凝縮したような曲。「レット・アス・ムーヴ・オン」は「グッド・キッド、マッド・シティー」を出した直後のケンドリック・ラマーが参加しており、エミネムの「スタン」に似た雰囲気になっているのが面白い。全米32位、全英5位。
GREATEST HITS
2013年。ベスト盤。

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