AT THE GATES

  • スウェーデンのデスメタル・バンド。後半はメロディック・デスメタルとなる。
  • デスメタルにメロディーを大きく取り入れ、ボーカルの歌い方も後のメタルコアに影響を与えた。
  • 「スローター・オブ・ザ・ソウル」が名盤とされている。
  • 解散後、5人のうち3人がザ・ホーンテッドを結成している。

1
THE RED IN THE SKY IS OURS

1992年。バイオリン、ギター2人を含む6人編成。スウェーデン出身。デス・メタルとブラック・メタルの間をいくサウンド。ボーカルはデス声ではなく、ブラック・メタルに近い。バイオリンはあまり活躍せず、出てこない曲の方が多い。

2
WITH FEAR I KISS THE BURNING DARKNESS

1993年。バイオリンが抜け5人編成。バックの演奏はデス・メタル、ボーカルは抑揚の少ない絶叫型になっており、いわゆるメタルコアの先駆者ではないか。音楽的に他のバンドに圧倒的な差を付けた。

3
TERMINAL SPIRIT DISEASE

1994年。正式なアルバムだがスタジオ録音は6曲、3曲はライブ。再発売盤はライブが3曲追加されたのでスタジオ録音とライブが6曲ずつになっている。ライブではいまだデス・メタルに近いサウンド。メタルコアへの過渡期。

4
SLAUGHTER OF THE SOUL

1995年。ギター・ソロにはっきりしたメロディーがつき、リズムも激しくなった。完全に他のバンド群から抜け出し、デス・メタルの最先端バンドだ。このバンドはこれで解散し、ザ・ホーンテッドが結成されるが、ニュー・ウェイブ・オブ・アメリカン・ヘビーメタル、メタルコアに多大な影響を与えたことは想像に難くない。スウェーデン・イエテボリのバンドとしては最も重要なバンドのひとつ。傑作。