■80年代演歌

■矢切の渡し/細川たかし

■オリコン1位。「北酒場」に続くヒット。高いキーが安定して出る。

■帰ってこいよ/松村和子

■甲高い声で三味線を弾きながら歌う。当時18歳。青森のご当地ソングだが出身は北海道のかなり北の方。

■無錫旅情/尾形大作

■望郷演歌はこれまで日本国内の土地を歌うことがほとんどだったが、藤山一郎みたいな古風な歌い方で、中国に目を向けて高齢者にヒット。

■さざんかの宿/大川栄策

■「くもりガラス」で始まる2大ヒットの1曲。もう一つが「ルビーの指輪」。人妻と一緒に宿に泊まるという、道義上かなりイケない歌。

■夫婦坂/都はるみ

■夫婦の固い絆を妻の視点から歌う。古風な夫婦の姿。この曲で一度芸能界から引退する。

■みちのくひとり旅/山本譲二

■珍しい構成の歌。「たとえどんなに恨んでいても」で始まる部分はサビではなく独立した3番のようになっており、1番、2番とはまったくメロディーが異なる形になっている。この次のシングルは続編のような「旅の終りはお前」。