THE ZUTONS

ザ・ズートンズはイギリスのロックバンド。女性サックス奏者を含む5人編成。サックスがバンドの個性を決定づけている。

1
WHO KILLED......THE ZUTONS

2004年。邦題「誰がザ・ズートンズを殺ったのか?」。サックス奏者を含む5人編成。イギリス出身。サックス奏者は女性。サウンドは60年代風のシンプルなロックで、曲に詰め込まれる音の数は少ない。少なくとも90年代、2000年代に主流となったサウンドからはかなり離れている。サックスがサウンドのイメージに大きな影響を与えており、ソロを取らず控えめに鳴る演奏が怪しさを出している。ボーカルの素人臭さもそれを助長する。

2
TIRED OF HANGING AROUND

2006年。サウンド全体の厚みが増し、70年代のグラム・ロック、ポップスに近くなった。減衰音中心から持続音中心になり、曲がすきまなく音で埋められている。他のアーティストに比べれば一般的なサウンドだが、サックスと女性のコーラスが個性を決定している。

3
YOU CAN DO ANYTHING

2008年。ギターが交代。キーボードの代わりとなるサックスが曲に多様な表情を与えるが、サックスがなくても曲が十分にポップだ。