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WASHED OUT

 
LIFE OF LEISURE
2009年。曲のほぼすべてをシンセサイザーとエレクトロニクスで作ったEP盤。これまでのエレクトロ音楽と違い、ダンス音楽とアンビエントの中間にあるようなサウンド。ドラムのビートは効いているが、シンセサイザーはメロディーがゆっくり流れる。1曲が3分もないこぢんまりした曲が6曲。 
1
WITHIN AND WITHOUT
2011年。ベース以外のほとんどをアーネスト・グリーン1人が作っている。ビートを保ちながら、輪郭のあいまいなシンセサイザーやボーカルをかぶせている。体は動かせるが頭までは踊らず、メロディーに揺られているような疲れないサウンド。シンセサイザーやボーカルに角が立つような瞬間はない。「ビフォア」は明るい希望が見えるメロディー。
 
AMOR FATI
2012年。「アモール・ファティ」が3曲、「アイズ・ビー・クローズド」が4曲、アルバム未収録曲が5曲。シューゲイザーをキーボードでやっているような感覚があるが、キーボードゆえに音の柔らかさがある。「ビロング」「フォン・コール」は1990年代のデモテープのような低音のふくらみがある。
2
PARACOSM
2013年。1970年代のヨーロッパのプログレッシブ・ロックに似たオープニング曲から、多くの曲がシンセサイザーの持続音によってつながっている。曲の雰囲気、すなわちこのバンドのサウンド上のイメージを決めているのは、音階が曲線的に変化する背景音だ。階段状に変化する音階ではなく、滑らかに変化する音はコンピューターよりも人間の感覚に近く、記憶や観念がすぐに消滅するわけではない人間の脳と似ている。そこがチルアウトの部分だろう。コンピューターでできる表現を追求するわけではなく、既存の楽器をコンピューターで代用するわけではなく、人間の感覚をコンピューターで再現し、さらに中間層好みのポップスを加えている。

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