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TYR

1
HOW FAR TO ASGAARD
2002年。ギター2人、ベース、ドラムの4人編成。デンマーク領フェロー諸島出身。中心人物はギターのヘリー・イェンセンで、ほとんどの曲を作曲している。ボーカルは専任ボーカルが歌っているが、発売当時には脱退している。フェロー諸島はイギリスの北部、アイスランドとの間にあるので、北欧神話の文化圏に属する。歌詞は英語で、北欧神話に関する詞となっている。民族楽器を使わないので、サウンドはミドルテンポでメロディアスなヘビーメタルだ。「Ormurin Langi」はフェロー諸島の古歌。フェロー語でノルウェー王オラヴ1世をたたえている。2008年の再発盤は2002年のシングル盤収録曲2曲を追加している。ボーカルは異なり、歌詞も英語ではない。
2
ERIC THE RED
2003年。ヘリー・イェンセンがボーカルを兼任。10曲のうち4曲はフェロー語またはデンマーク語で歌われる。「ワイルド・ローヴァー」は有名なアイルランド民謡。純粋にバンドの作曲となっているのは5曲。前作よりハードになり、いわゆる民謡メタルではないメロディアスなヘビーメタルになった。最後のアルバムタイトル曲は歌詞にメロディーを合わせたような、やや覚えにくい抑揚になっている。
3
RAGNAROK
2006年。16曲のうち8曲はインストで、オープニングの「ザ・ビギニング」の5分以外はいずれも30秒から2分程度。インストも含め、14曲はフェロー諸島やデンマークの民謡を元にしている。歌詞は英語とフェロー語が混在している。「ヴィクトリー」は民族楽器が出てくる初めての曲。「ザ・ハント」「ロード・オブ・ライズ」「ラグナローク」は勇壮でいい曲だ。
4
LAND
2008年。「オーシャン」は10分、「ランド」は16分。残りの7曲は4分から6分。男性多声コーラスとヘリー・イェンセンのボーカルが曲に力強さを加えている。オープニング曲と「ランド」のイントロ、エンディングは同じメロディーになっている。「ヴァルキリアン」はグリーグの「ソルヴェイグの歌」のメロディーを使う。
5
BY THE LIGHT OF THE NORTHERN STAR
2009年。バスドラムの連打が全編にわたって使われ、民謡のメロディーを織り交ぜたアイアン・セイヴィアーのようなサウンドになっている。ヨーロッパで流行している民謡メタルのスタイルに近づいたので多くのファンを獲得するだろうが、ミドルテンポ中心の方が北欧神話の雰囲気に合っていたように思われる。全曲が4分から5分台になった。
6
THE LAY OF THRYM
2011年。北欧の民族的なメロディーをアイアン・セイヴィアーが演奏しているようなサウンド。スピードは前作よりも抑えられ、曲に合ったテンポになっている。「コニング・ハンズ」はデンマーク、フェロー諸島の民謡をヘビーメタルで演奏。「エリンディア・ボンディー・エイ・ヨーリ」はフェロー諸島の民謡。これ以外の8曲は英語による歌詞。アルバムタイトル曲は民族楽器で演奏されそうなメロディーもギターで演奏している。馬の鳴き声までがイントロになっている。このアルバムから日本盤が出た。

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