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RADIOACTIVE/TOMMY DENANDER

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CEREMONY OF INNOCENCE/RADIOACTIVE
2001年。スウェーデン出身のギター兼キーボード奏者、トミー・デナンダーによるバンド。メンバーは固定していない。このアルバムではTOTOの古今のメンバーがほとんど全員参加している。このほかシカゴのジェイソン・シェフ、チューブスのフィー・ウェイビル、エアプレイのデイヴィッド・フォスター、エイリアンのジム・ジッドヘッド等が参加している。ベースをTOTOのマイク・ポーカロ、ドラムをTOTOのジェフ・ポーカロが担当している曲が多い。ジェフ・ポーカロは1992年に亡くなっているので、ほとんどの曲は亡くなる直前に録音されていることになる。トミー・デナンダーのギターはハードロックのスタイルで、80年代後半から90年代始めにあったアダルト・オリエンテッド・ロック風ハードロックの典型的なサウンドとなっている。アルバムタイトル曲はTOTOのファーギー・フレデリクセンがボーカルを取るが、ロニー・ジェイムス・ディオのような歌い方。「リキッド」はキーボードの高速演奏を主体とするインスト曲。
2
YEAH/RADIOACTIVE
2003年。ギターとキーボードをすべてトミー・デナンダーが演奏し、ボーカル6人、ベース2人、ドラム1人が加わっている。ボーカルはTOTOのファーギー・フレデリクセン、FMのスティーヴ・オーヴァーランド、アーバン・テイル、タリスマンのボーカルなど。ベースはブルー・マーダーのトニー・フランクリンとイングヴェイ・マルムスティーンのマルセル・ヤコブ。参加アーティストがハードロック寄りになり、サウンドもややハードロックになっている。参加しているアーティストの知名度が全体的に低く、ロックのファンにはアピールしにくい。
3
TAKEN/RADIOACTIVE
2006年。参加しているアーティストがこれまでで最も多彩だ。TOTOのボビー・キンボール、ファーギー・フレデリクセン、マイケル・シェンカー・グループのゲイリー・バーデン、ナイト・レンジャーのケリー・ケイギー、ハウス・オブ・ローズのジェイムズ・クリスチャン、ジェイデッド・ハートのヨハン・ファールバーグ、キャンドルマスのトーマス・ヴィクストロム、ミカエル・アーランドソンなどがボーカル。TOTOのスティーヴ・ルカサー、ブルース・ガイチ、ジャーニーのニール・ショーン、キッスのブルース・キューリック、マイケル・トンプソン、マイケル・ランドーがギター。オープニング曲はハードな曲。2曲目以降はアダルト・オリエンテッド・ロック風ハードロックが続く。レディオアクティヴに求められるのはいつも通りの安心感であり、アーティストの無限の可能性や思想の表出ではない。そうした意味では期待通りだ。
4
F4UR
2015年。ギター、ベース、キーボードをトミー・デナンダーが演奏し、ボーカルは曲ごとに異なる著名アーティストが歌う。ドラムはライオンズ・シェアのメンバー。演奏面では著名アーティストが参加せず、作曲もトミー・デナンダーが中心なのでプロジェクトというよりはトミー・デナンダーのソロ作だ。ボーカルはサバイバーのジミ・ジェイミソン、トリリオン、TOTOのファーギー・フレデリクセン、カンサスのスティーヴ・ウォルシュ、TOTOのボビー・キンボールが世界レベルで有名。ハードロックの世界で有名と言えるのはハウス・オブ・ローズのジェイムズ・クリスチャン、クラウン・オブ・ソーンズのジョン・ボウワー。コーラスで707、ザ・ストームのケヴィン・チャルファントが参加している。前作に続きメロディアスでアダルト・オリエンテッド・ロックに近いハードロックで、アルバムとしてもシングルとしてもヒットの可能性がほとんどないサウンド。30年前にロックを聞き始めた世代には高揚感があるロック。

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