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SOUL DOCTOR

 
NO RETREAT NO SURRENDER/HEARTLYNE
1986年。フェア・ウォーニング、ソウル・ドクターのボーカル、トミーハートが在籍していたバンド。ギター2人、キーボードを含む6人編成。ドイツ出身。ギターの1人とベースは2010年現在ソウル・ドクターのメンバー。キーボードが活躍するハードロックで、トミー・ハートのボーカルはやや高い。「エンプティー・アイズ」では女性ボーカル並みに高い。ドラムやキーボードの音が当時世界標準だったアメリカのハードロックを思わせる。日本版発売は2009年。
 
V2/V2
1988年。フェア・ウォーニングのボーカル、トミー・ハートが在籍していたバンド。ギター2人の3人編成。ベースとドラムはS.A.D.O.のメンバー。80年代型ハードロック。ボーカルは高音を中心としたメロディーが多く、声の張りやビブラートは若々しい。エコーも深くかかっている。ハードな曲が多く、バラードやミドルテンポを聞かせるという姿勢は見られない。
 
SABU/SABU
1996年。ボンファイア、ソウル・ドクターのベース、ヨルグ・ダイジンガーとシナー、ボンファイアのギターのエンジェル・シュライファー、ボーカルのポール・サブーが結成したバンド。3人編成で、ドラムはゲスト・ミュージシャン。ボーカルを生かしたハードロックで、キーボードがない分骨太なサウンドだが、圧倒するようなものは見えにくい。
1
SOUL DOCTOR
2001年。フェア・ウォーニングのボーカル、トミー・ハートが結成したバンド。4人編成。ベースはボンファイアのヨルグ・ダイジンガーでこのバンドではJ.D.と名乗っている。ドラムはアタックのザッキー。ロックン・ロール型のハードロック。ギターにくせがないのでトミー・ハートのボーカルのうまさがよく分かる。うまい人は何を歌ってもうまい。レッド・ツェッペリンのロバート・プラントのような歌い回しも見られる。「ソウル・ドクター」はフォリナーのカバー。
2
SYSTEM GO WILD!
2002年。キーボード奏者がゲスト・ミュージシャン扱いで参加。前作はソウル・ドクターがバンド名義で作曲したことになっているが、このアルバムはトミー・ハートとギターのクリス・ラインとオートグラフのスティーブ・プランケットの共作が多くなっている。ロックン・ロールの曲調は変わらない。前作と異なるのはキーボードが多くの曲で使われていることだが、メーン・メロディーをとることはない。レッド・ツェッペリンの影響、あるいは尊敬がうかがわれる部分があるのは前作と同じ。
3
FOR A FISTFUL OF DOLLARS
2005年。ベースが交代し、ドラムも曲によって異なる奏者になっている。前作よりもボーカルが力強い発声になり、歌い方も多くの表現を試みているような印象だ。オープニング曲はギター等がラウドロックの流行を取り入れている。3曲でホーン・セクションが入る。バラードの「リメンバー」はフェア・ウォーニング並みにすばらしい曲。ソウル・ドクターのバラードでは最高ではないか。日本盤ボーナストラックの「ロックン・ロール/ハートブレイカー」はレッド・ツェッペリンの曲をメドレー演奏したカバー。
4
BLOOD RUNS COLD
2007年。ドラムが交代。うまいボーカルは安心して聞ける。ホワイトスネイクのデイヴィッド・カバーデイルに似た歌い方がいくつか出てくる。キーボードは最小限に使っている。日本ではトミー・ハートがフェア・ウォーニングのサウンドとともに評価されているため、フェア・ウォーニングと異なるサウンドで歌うと違和感を感じる人が多い。しかし、ソウル・ドクターのサウンドは、同様のサウンドを持つバンドに比べて曲がよく、ロックンロールのバンドとしては高水準だ。トミー・ハートのイメージがソウル・ドクターの評価をやや不安定にしているが、それはトミー・ハートのせいではない。聞き手のみに存在する課題だ。日本盤はライブが3曲収録されている。ライブもすばらしい歌唱力。オルガンが活躍する。
 
 
THAT'S LIVE
2008年。ライブ盤。日本盤は2009年発売。
5
WAY BACK TO THE BONE
2009年。ハードロックとして優れたアルバム。メロディアスになり、トミー・ハートのボーカルが十分に活かされている。このバンドに特定のスタイルの幻影を求めている人にも評価されるだろう。「キャント・スタンド・ルージング」「ヒア・カムズ・ザ・ナイト」「ハートエイク、ハートブレイク」はキーボードも使われ、メロディアスなハードロックだ。バラードの「タイムズ・オブ・イエスタデイ」は過剰感もある。

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