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SKYCLAD

1
The Wayward Sons of Mother Earth
1991年。イギリスのスラッシュ・メタルバンド、サバトのボーカル、マーティン・ウォルキアーが結成したバンド。4人編成。ジャケットの組み紐紋様を見れば、このバンドのバイオリンがケルト音楽由来であることが分かる。ヨーロッパ人のルーツにかかわるようなサウンドが、ハロウィンと同じドイツのレーベルから出てきたことは象徴的で、アメリカに勝るヨーロッパ人のアイデンティティをサウンドで体現した典型的な例だ。スラッシュ・メタルではなくヘビーメタル。「スカイクラッド」収録。
2
A Burnt Offering for the Bone Idol
1992年。ギターとバイオリン兼キーボードが加入、6人編成。バンドのロゴを動物化し、背景にストーン・サークルを入れ、ケルト文化への傾倒を強く打ち出した。「スピニング・ジェニー」収録。
 
Tracks from the Wilderness
1992年。邦題「エメラルド」。シン・リジーのカバー。シン・リジーのブライアン・ロバートソンが参加。アルバム未収録曲2曲とライブ3曲。
3
Jonahs Ark
1993年。邦題「ヨナの箱舟」。前作と同路線。ボーカルの表現力に課題が残る。ドラマチックさに欠けるドラマチックなヘビーメタル。日本盤は「エメラルド」を同時収録。
 
Thinking Allowed?
1993年。シングル盤。ライブ2曲収録。
4
Prince of the Poverty Line
1994年。バイオリン兼キーボードが交代。キーボードが多彩になり、サウンドに幅が出ている。メロディーも曲によって明確で、ギターの音に厚みが出た分だけハードになった。
5
The Silent Whales of Lunar Sea
1995年。バイオリン兼キーボードが交代。前作の路線。ややメロディアスで、ギターは短く刻む部分とソロを弾く部分のバランスがうまくとれている。
 
 
Old Rope
1996年。ベスト盤。
6
Irrational Anthems
1996年。ギターとドラムが抜け、ボーカル、ギター、ベース、バイオリン兼キーボードの4人編成。ヘビーメタル時代では印象的な曲が多いアルバム。「ペニー・ドレッドフル」「インイコーリティ・ストリート」収録。
7
Oui Avant-Garde a Chance
1996年。サブウェイ・トゥ・サリーのメンバーが3人参加。バグパイプ、アコーディオン等を使用し、民族音楽にかなり接近している。デビュー当初にあったスラッシュ・メタルの雰囲気は薄くなり、バイオリンとギターを中心とするヘビーメタルに移行した。「カモン・アイリーン」はデキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ、「マスター・レース」はニュー・モデル・アーミーのカバー。
8
The Answer Machine?
1997年。ボーカルの歌い方が変わり、ゴシック・ロックの影響を受けたかのような普通の声だ。バイオリンもソロではなくストリングスのようなサウンドで使われるところがあり、フルートやリコーダーもふんだんに使われる。前作の民族音楽路線をさらにすすめ、ボーカルをなめらかにしたサウンド。コーラスも多い。
 
 
Outrageous Fortunes
1998年。アコースティック曲4曲。
9
Vintage Whine
1999年。ギターとドラムが加入し6人編成。「プリンス・オブ・ザ・パヴァティ・ライン」の路線。メロディー楽器がバイオリンで、2本のギターがリズム、もしくはメロディーとリズムを同時にこなす。ボーカルもハードな歌い方に戻ったが、デビュー当初のようなとげとげしさは少なくなった。海外盤には「フォーク・メタルの始祖」というステッカーが貼られている。このアルバムから日本盤は出なくなった。
 
 
Classix Shape
1999年。シングル盤。
10
Folkemon
2000年。「ポケモン」をもじったのが「フォーケモン」。文学作品を引用した歌詞が多く、ジャケットとはイメージが違う。「スウォーズ・オブ・ア・サウザンド・メン」はテンポール・チューダーのカバー。テンポール・チューダーはセックス・ピストルズ風のパンク・バンド。
 
 
Another Fine Mess
2001年。ライブ盤。
 
 
Swords of a Thousand Men
2001年。シングル。テンポール・チューダーのカバーで、テンポール・チューダーのボーカルが参加している。
 
NO DAYLIGHTS...NOR HEELTAPS
2002年。ボーカルのマーティン・ウォルキアーが抜け、ギターのケヴィン・リドリーがボーカル兼ギターに転向。過去の曲を新しいボーカルで再録音している。マーティン・ウォルキアーと比べてくせはないが、表情に乏しい。
11
A Semblance of Normality
2004年。バイオリン兼キーボードの出番が少なくなり、バイオリンが出てこない曲はロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラのストリングスが使われる。キーボードもボーカルのケヴィン・リドリーが兼任するか、ゲスト参加のキーボード奏者が演奏する。サウンドも民族音楽の雰囲気が薄れ、従来の路線の曲は少ない。一般的なヘビーメタルの曲のなかに民族音楽風の曲が入る。
12
IN THE...ALL TOGETHER
2009年。オープニング曲のイントロがエレクトロニクスサウンドで始まり、意外性を感じさせながらすぐにバイオリン入りのバンドサウンドに変わる。ケヴィン・リドリーのボーカルが前任者のマーティン・ウォルキアーに近くなった。バイオリンは全曲で活躍し、ソロ以外の部分では2本目のギターの役割を担う。以前よりは民謡風のメロディーが減り、一般的なハードロックにバイオリンが入っているという曲が多い。フロッギング・モリーの人気は意識しているだろうが「スティル・スモール・ビアー」や「ウィッチ・イズ・ホワイ」はアイリッシュ・パンクの雰囲気がある。

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