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SHADOW GALLERY

1
SHADOW GALLERY
1992年。邦題「夢幻回廊」。キーボード中心の4人組で、マグナ・カルタ・レーベルから2番目に出てきたバンド。ドラムはいない。曲は長く7分から9分、最後の曲は17分。曲調はファンタジックで、曲のほとんどの部分をキーボードが覆う。長さに耐えうる構成の力は追いついていない。ボーカルが弱いがコーラスでカバーしている。
2
CARVED IN STONE
1995年。ドラムとギター兼キーボードを加入させ、6人編成になった。前作をよりドラマチックにしたサウンド。14曲あって、そのうちタイトルがついているのは8曲。最後の曲もタイトルがついてないが、これがすばらしい。その前の曲は22分ある。
3
TYRANNY
1998年。前作でもそうであったように、ほとんどの曲がつながっている。前作と異なるのは、一つ一つの曲がコンパクトになったことで、最長でも8分というのは驚きだ。ギターの活躍度が大きくなり、ハードロックバンドらしくなった。ゲスト・ボーカルが3人参加し、そのうち1人は女性。あとの2人はロイヤル・ハントのD.C.クーパーとドリーム・シアターのジェイムズ・ラブリエ。あくまで参加であって、リード・ボーカルを取っているわけではない。物語性は一層強くなった。
4
LEGACY
2001年。このアルバムは「カーヴド・イン・ストーン・石刻の魂」の続編と言ってよい。オープニング曲は「クリフハンガー2」で、これは「カーヴド・イン・ストーン」のオープニング曲「クリフハンガー」を下敷きにしている。「カーヴド・イン・ストーン」では最後の曲が長編で、そのあとにタイトルのないインスト曲があった。今回は、その曲とまったく同じ展開、メロディーを曲の後半に含めた34分の「ファースト・ライト」が大作として収録されている。「カラーズ」は普通の曲だが、ボーカルは終始コーラス。きちんと練られているアルバム。
5
ROOM V
2005年。物語になっており、「ティラニー」の続編だという。物語にはシャドウ・ギャラリーとレコード会社も当事者として出てくる。第3幕と第4幕の2部に分かれており、前半の7曲が第3幕、後半の7曲が第4幕。第3幕の最後の曲が物語上の場面転換にあたり、時代が大きく進んでいる。登場人物も入れ替わる。歌詞を読めば、この物語が未完であることが分かるので、話が次作以降に持ち越されることは確実だ。キーボードを中心とするハードロックで、これまでのイメージを崩さないサウンド。女声ボーカルが2曲で入り、アルイエン・ルカッセンがギターで参加。物語が大きく進行する場面はインストになり、歌詞による説明はされない。サウンドとしての曲と物語としての歌詞が両方あって作品となり、曲だけ聞いていては意味を読み取れない。演奏はプログレッシブ・ヘビーメタルの典型例。
6
DIGITAL GHOSTS
2009年。ボーカルが死去し交代。ギター兼キーボードが2人いる5人編成となった。新ボーカルはエドガイのトビアス・サメットを思わせる声だ。ドラム以外の4人にボーカルの表記がつき、ボーカルメロディーのかなりの部分がコーラスになっている。「ウィズ・オナー」ではプログレッシブ・ヘビーメタルのバンドとしては高度なコーラスが出てくる。アルバムタイトル曲はこれまでにシャドウ・ギャラリーがよく使ってきたメロディーを含む。このジャンルでは名作にはいるだろう。7曲のうち3曲が9分台、4曲が6分台。
 
VOICE IN THE LIGHT/AMARAN'S PLIGHT
2007年。シャドウ・ギャラリーのギター、ゲイリー・ワーカンプが結成したバンド。4人編成で、ゲイリー・ワーカンプはギター兼キーボード。ボーカルはロイヤル・ハント、サイレント・フォースのD.C.クーパー。外部作家が持ち込んだ物語によって曲が進む。曲のイントロ、曲中の随所に登場人物の会話や効果音が挿入される。曲はシャドウ・ギャラリーに近いハードロックで、オルガンを中心とするキーボードも過不足ない。ボーナストラックを含めると14曲で80分近くあり、10分を超える曲が3曲ある。

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