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RANCID

 
ENERGY/OPERATION IVY
1989年。ランシドの前身バンド、オペレーション・アイヴィーのアルバム。4人編成。ギターとベースはランシドのメンバーとなる。レゲエ、スカのリズムを多用したハードコア・パンク。ギターとベースはコーラスもつける。歌詞は社会的だ。「サウンドシステム」はジャマイカの移動音楽再生・販売車を歌っているのでリズムはスカ。「ノウリッジ」「ユニティ」収録。日本盤は2007年発売。
1
RANCID
1993年。ギターとベースがボーカルを兼任する3人組。アメリカ・サンフランシスコ出身。パンク・ロックの激しさや生々しさに、ポップなメロディーを乗せている。グリーン・デイやオフスプリングよりもロックの勢いがあり、ハードコアの要素を大きく残している。ボーカルのパンクらしさも他のバンドより大きい。ベースは他のメロディック・パンク・バンドよりも圧倒的に存在感があり、一般のロックならラッシュ、ヘビーメタルならアイアン・メイデンのようなサウンドだ。全曲が3分未満。14曲で32分。日本盤発売は1995年。
2
LET'S GO
1994年。ギター兼ボーカルが加入し4人編成。ドラム以外の3人にボーカルの表記がある。サウンドはまったく変わらず、ミドルテンポやバラードはない。コーラスがやや厚くなったり3声になったりするが、ハードコアの雰囲気は残している。23曲で44分。日本盤発売は1995年。
3
...AND OUT COME THE WOLVES
1995年。メロディーが明るくなり、サビは覚えやすい。スカを取り入れたラモーンズを思わせる曲もある。「タイム・ボム」「ダリー・シティー・トレイン」「オールド・フレンド」はオルガンを使い、スカのリズム。19曲のうち3分を超える曲が5曲ある。
 
 
TIME BOMB
1995年。ミニ・アルバム。
4
LIFE WON'T WAIT
1998年。スカ、レゲエとパンクが半分ずつくらいになった。ブルース・ハープ、スティール・パン、オルガン、ホーン・セクションなど、スカやレゲエで使われそうな楽器はたいがい使っている。そうした楽器を使った曲は目立つので印象に残る。どんどん曲が長くなり、4分、5分の曲もある。ランシドのアルバムの中で最も多彩なサウンドだ。
 
 
BLOODCLOT
1998年。シングル盤。
 
 
LET ME GO
2000年。シングル盤。
5
RANCID
2000年。邦題「ランシドV」。アルバムタイトルはデビュー盤と同じ。デビュー時のハードコア・パンクの勢いで最初から最後まで通す。前作からは大きくサウンドを変えたことになる。デビュー時のサウンドとほとんど同じことをとらえれば、原点回帰とも言える。しかし、アーティストの「原点」とは何なのか、どこなのかというのは一概には言えない。「原点回帰」だとか「起死回生」などと評する人は、デビュー時のサウンドを高く評価している人であり、つまりはハードコア・パンクのファンである。突き詰めれば単純に嗜好の問題である。あるアーティストが異なるサウンドのアルバムを出している場合、アルバムのそれぞれがそのアーティストの一面であり、どちらを好意的に評価するかは好き嫌いの問題だ。「ランシド」と「ランシドV」が異なるところは、作詞における視点がアメリカから世界に広がっていることだろう。このアルバムにスカ、レゲエ調の曲はないが、スカ、レゲエ調の曲をやるということはそれ自体が発展途上国に対する共感であり、「ライフ・ウォント・ウェイト」と「ランシドV」は連続する直線の上にある。23曲で39分。
6
INDESTRUCTIBLE
2003年。「…アンド・アウト・カム・ジ・ウルブス」の路線。スカ、レゲエ調の曲は少ないが、オルガンはよく使われる。オルガン奏者を含む5人編成だと言われればそのまま信じてしまう。「レッド・ホット・ムーン」「スタート・ナウ」「メンフィス」「ゴースト・ハンド」はコーラスがかなり厚い。これも今までのアルバムと違うところだ。「アレステッド・イン・シャンハイ」はミドルテンポで、歌い方やサウンドがボブ・ディランを思わせる。「トロピカル・ロンドン」はオルガンに加え、バグパイプも使う。
 
 
B-SIDES&C-SIDES
2008年。
7
LET THE DOMINOES FALL
2009年。ドラムが交代し、ザ・ユーズドのメンバーが加入。「インデストラクティブル」サウンドを踏襲する。ボーカルは平板に歌うが、コーラスは重層的だ。「アップ・トゥ・ノー・グッド」はブッカー・T・ジョーンズがオルガンを演奏。

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