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THE RAINCOATS

1
THE RAINCOATS
1979年。メンバーが全員女性であることに加え、メロディー楽器がギターとバイオリンというのも新しさがある。バイオリンはクラシック調ではなく、カントリー調でもなく、不協和音の多い現代音楽型だ。実際は現代音楽を全く意識せずに思うままに弾いているとみられる。メンバーの楽器以外はほとんど加えず、メンバーだけで音を完結するパンクの心性を継承している。ドラムはデビュー前のザ・スリッツのメンバー。ザ・キンクスの「ローラ」をカバーしている。
2
ODYSHAPE
1981年。ドラムが交代。デビュー盤とは別のバンドのようになり、バイオリン、チェロ、パーカッションを多用する不定形の音楽となっている。ベースはダブに近い低音で、前作から大幅に技巧的だ。バイオリンの使い方は60年代後半からアメリカでも見られたフリージャズ風だ。ドラムを中心にゲスト参加のアーティストも多く、ソフト・マシーンのロバート・ワイアット、ディス・ヒートのチャールズ・ヘイワードも演奏している。プロミュージシャンらしいサウンドになった。
THE KITCHEN TAPES
1983年。ライブ盤。当時はカセットテープのみの発売。
3
MOVING
1984年。ドラムは不定で、ボーカル兼ギター、ベース、バイオリン兼キーボードを中心とする。ホーンセクション、パーカッションのゲスト参加は多い。一般的なバンドアンサンブルになり、曲はポップだ。ギターが少なく、減衰音のキーボード、ビブラフォンとパーカッションが多いのは、イギリスのポピュラー音楽が当時、アフリカ音楽の分かりやすい特徴を流行として取り入れていたことの影響だろう。このアルバムで解散。
4
LOOKING IN THE SHADOWS
1996年。ボーカル兼ギターとボーカル兼ベースを中心とする4人編成。作曲も6曲ずつ、ボーカルも6曲ずつ分け合っている。ニルヴァーナのカート・コバーンからから尊敬されたため注目され、ニルヴァーナと同じレコード会社から発売されている。ギターを多用し、種類の異なるギターを重ねて不協和音の厚さを出している。バイオリンとムーグはサウンドの変化として半数程度の曲に使わるが、曲の主導権をとることはない。メロディーはポップだ。「ベイビードッグ」はボブ・ディランのような曲。

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