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MOONSORROW

 
TAMA IKUINEN TALVI
1999年。デモ・テープのボーカルを差し替えたCD。タイトルの意味は「THIS ETERNAL WINTER」。兄弟2人で全パートを録音。一般的なデス、ブラック・メタル。キーボードが入って、曲が長いが、特に取り立てて特徴もない。語りや効果音が入って物語性が高い。詩はフィンランド語。ジャケットのアルバム・タイトルはルーン文字に似せているがルーン文字ではなくアルファベット。最後のインスト曲がバンドの本質。
1
SUDEN UNI
2000年。タイトルの意味は「A WOLF'S DREAM」。メンバーは3人。古代北欧の生活に主題を取り、ことさら悲哀や素朴さ、勇ましさを強調している。デモレベルからは大きく飛躍。キーボードの使い方で別バンドのごとく変わった。アコーディオンが民謡音楽を想起させる。
 
SUDEN UNI
2003年。「SUDEN UNI」をリマスターし、ボーナストラックを1曲追加、ビデオ2曲、ライブ4曲のDVDをつけて再発売。ジャケットも変更。ボーナストラックは民謡のカバー。「DRINKING MUSIC」なので快活で楽しい。
2
VOIMASTA JA KUNNIASTA
2001年。タイトルの意味は「OF STRENGTH AND HONOUR」。メンバーは5人。民謡風のイントロに導かれて大仰で雄壮なヘビーメタルが流れる。どの曲もキーボードで雰囲気を盛り上げ、男声コーラスが入るのでとてもドラマチックだ。ただし、そればかりなので食傷気味になる。
3
KIVENKANTAJA
2003年。タイトルは「STONEBEARER」。メンバー5人のうち、1人はボーカルとは別の合唱専任メンバー。今回はちゃんとルーン文字でバンド名とタイトルをつづっている。前作までは、曲をひたすらドラマチックにしようとして最初から最後まで厚いキーボードが鳴りっぱなしだったが、このアルバムは不必要に鳴り続けることはなくなった。ギターがキーボードと対等に活躍している。キーボードの音色もバラエティに富んでいる。フィドルも導入。最後の曲は本物の民謡で女性ボーカルと男性6人の合唱。
4
VERISAKEET
2005年。タイトルは「BLOODVERSES」。曲が長大化し、5曲で71分。3曲目までは14分台、4曲目は16分、3分超のSEのあと最後の曲が8分あるが、8分の半分以上はSEになっている。北欧の厳しい自然、万物の必衰を歌う。最後の曲はアコースティック・ギターで演奏。路線が変わることはないが、変わらないことがいいことかどうかは聞き手によるだろう。
5
VIIDES LUKU-HAVITETTY
2007年。さらに大作志向になり、30分と26分の2曲を収録。30分の曲は通常の曲、あるいは部分をいくつかつないで30分にしたような構成だ。4分のイントロのあと、ハードな部分が11分続く。15分から3分ほど落ち着き、18分から再びハードになる。民謡風のメロディーや楽器は後半によく出てくる。終始ミドルテンポで、時折テンポが上がったり下がったりする。26分の曲も同様にいくつかの部分をつないだような構成で、曲の変化は30分の曲よりも富んでいる。キーボードや民族楽器の量も多い。曲が長くなったことでこれまで表現できなかった何かが表現できるようになったかと言えば、できていない。
6
VARJOINA KULJEMME KUOLLEIDEN MAASSA
2011年。邦題「我、死者の国を影のごとく彷徨う」。7曲のうち、2、4、6曲目はいずれも1分台の効果音。実質的に4曲の収録で、それぞれ11分から16分ある。自らのルーツを美化する歌詞が多い。ヨーロッパ、あるいは世界の先進国にある自国の美化を反映したアーティストと言える。それがアーティスト自体への評価につながらないのは明らかで、別の視点を取り入れるべきだろう。このアルバムで日本デビュー。
7
JUMALTEN AIKA
2016年。5曲のうち3曲目が7分、他の4曲は12分から16分ある。長い曲はイントロが付くが、最後の16分の曲は付かない。特定のテーマとサウンドに固執する傾向は変わらず。

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