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LIVING COLOUR

1
VIVID
1988年。4人編成。アメリカ出身。全員がアフリカ系アメリカ人。オーソドックスなハードロックで、ボーカルはゲイリー・ムーアに似ている。アイアン・メイデンのようにベースが目立つ。ニュー・ウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘビーメタル由来のサウンドがヘビーメタルの本則だと思っている人には、そもそもハードロック・ヘビーメタルではないという認識になるだろう。ベースが目立つことや、時折ギターがファンク風になるところを、アフリカ系特有のサウンドととらえるか、ミクスチャーのように白人も出しうるサウンドととらえるかの判断は、聞き手が人種にどれほどこだわっているかによるだろう。レッド・ホット・チリ・ペッパーズがハードロック寄りになったサウンドというのが分かりやすい。しかし、80年代当時、レッド・ホット・チリ・ペッパーズを積極的に聞くハードロック・ファンがどれほどいたかを考えると、結局ハードロック・ファンには伝わりにくいサウンドだった。「ファニー・ヴァイブ」はパブリック・エナミーのメンバーが参加しており、アンスラックスよりも早く共演している。「グラマー・ボーイズ」はローリング・ストーンズのボーカル、ミック・ジャガーがコーラスで参加している。
2
TIMES UP
1990年。オープニング曲はハードコア風、2曲目はキーボード中心のインストで、前作からかなり変わったという印象を持つが、3曲目以降はハードロック路線に戻る。ファンク時代のレッド・ホット・チリ・ペッパーズとエクストリームの間に位置するようなサウンド。白人で長髪ならどう扱われていたかを考えると面白い。
 
BISCUITS
1991年。アルバム未収録曲、カバー、ライブを収録した企画盤。15曲のうちカバーは8曲で、レッド・ツェッペリン、ジェイムス・ブラウン、ジミ・ヘンドリクス、バッド・ブレインズ、ザ・クラッシュ、トーキング・ヘッズ、アル・グリーン、ペル・ウブを取り上げている。
3
STAIN
1993年。ベースが交代。ハードロックに戻っているが、グランジ・ロックの影響が大きく、特にギターのヴァーノン・リードが単独で作曲した「マインド・ユア・オウン・ビジネス」「ポストマン」は、この時代にはグランジ・ロックと呼ばれるだろう。この後、活動休止。
4
COLLIDEOSCOPE
2003年。90年代前半のサウンドを続けているような印象で、これが95年に発売されていてもそのまま受け入れられる。逆に、ラウド・ロック、エモ・スクリーモ、ロックン・ロール・リバイバルを経てなおこのサウンドだと、この間のアーティストとしての音楽的経験はどこに反映されているのかと探してしまう。アフリカ系アメリカ人であることの特異性を述べること自体が時代錯誤になっており、音楽的特徴を大きく打ち出さないと、復活しても長続きしない。「イン・ユア・ネーム」は前半がビートルズの「カム・トクゲザー」を思い出すが、後半は。「バック・イン・ブラック」はAC/DC、「トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ」はビートルズのカバー。

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