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LILY ALLEN

1
ALRIGHT,STILL
2006年。リリー・アレンはイギリス出身の女性歌手。特定のジャンルに分類されないサウンドで、広い意味でのポップス。スカ・ポップと言われることもあるが、そう呼べるのは一部であって、その言葉を出すとイメージが把握しやすいからである。リリー・アレンはボーカルと作曲専任で、演奏はゲスト・ミュージシャンに任せている。声を振り絞ったり、叫んだりする歌い方ではなく、普通の大きさで声を出す。シングルとなった「スマイル」はミドルテンポのスカ、「LDN」は中南米、カリブ海風のホーン・セクションとメロディーだ。11曲で37分。
 
ALFIE EP
2007年。EP盤。「アルフィー」と「スマイル」を収録。「エヴリバディズ・チェンジング」はキーンのカバーで、アコースティック・ギター、キーボードだけの演奏。「ナン・ユア・ア・ウィンドウ・ショッパー」はヒップホップの50セントのカバー。「アルフィー(CSSリミックス)」はブラジルの女性バンド、CSSがリミックス。電子音だけで編曲された人工的なサウンド。
2
IT'S NOT ME,IT'S YOU
2009年。キーボード、エレクトロニクス主体のポップス。スカの曲はなくなり、一般的な女性歌手のソロアルバムになっている。音の派手さやボーカルの勢いの良さなどでぐいぐい押していく雰囲気ではなく、若い女性の好みを率直に表現した音だ。「ファック・ユー」収録。12曲で42分。
9
SHEEZUS
2014年。前作から5年たっていても、方向は前作と変わらない。アルバムタイトルはカニエ・ウェストの「イーザス」に対応する。ヒップホップやクラブミュージックを好む女性が、そのサウンドではなく通常のポップスで曲を作り、ヒップホップに近い卑近な歌詞によって自己主張する。しかしリリー・アレンはアメリカのアフリカ系女性のようにサウンドを最先端にすることなく、ハードなダンス音楽にすることもなく、やや落ち着いたポップスで余裕のある歌い方をする。タイトル曲はリアーナ、ビヨンセ、ロード等が出てくる。他の曲も固有名詞が多く出てくる。抽象化せずに具体的名前を出すのは、リリー・アレンの認知の範囲がごく狭いことを物語っている。

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