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JURASSIC 5

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JURASSIC 5 LP
1998年。「ジェイヨー」「コンクリート・スクールヤード」「ウィズアウト・ア・ダウト」など、4人のMCが同じ詞を同じメロディーで歌うことが多く、他のヒップホップのグループに比べボーカルハーモニーが多い。2人でラップするときも同じ詞でラップする。11曲のうち「クオリティー・コントロール・パート2」「セット・アップ」「ソーセージ・カット」はラジオ等のサンプリング、「ブラックトップ・ビート」はインスト曲。
2
QUALITY CONTROL
2000年。大手レコード会社から出た最初のアルバム。オープニング曲の「ハウ・ウィ・ゲット・アロング」はイントロのような扱いで、実質的に「ジ・インフルエンス」から始まる。ビートがドラムセットの音になっており、全体に切れがよい。ヒップホップをそれほど熱心に聞かない人にもなじみのある音になっている。ニューヨークではない音としてドラムに似た音があり、ジャケットにも人工物ではない自然のものがある。メンバーがそこからヘッドホンで音を聞き取っているジャケットは、自然と人工に適度な距離を取っており、サウンドもその方向で作られている。「スウィング・セット」にカット・ケミストのスクラッチが入る。
3
POWER IN NUMBERS
2002年。前作のよかった部分をさらに推し進めた。MCで低声部を担うチャリ・ツナの活躍が多くなった。「ブレイク」から「ア・デイ・アット・ザ・レイシズ」「ホワッツ・ゴールデン」「シン・ライン」に至る中盤はすばらしい。「ホワッツ・ゴールデン」は70年代風のキーボードが何かのサンプリングを思わせるが、使われているのはパブリック・エナミーの「プロフェッツ・オブ・レイジ」だけのようだ。
4
FEEDBACK
2006年。DJのカット・ケミストが参加せず、5人で制作している。「レイディオ」はエレクトロニクスによるビート。「イン・ザ・ハウス」は80年代ヒップホップのような曲調。デイヴ・マシューズ・バンドと協演した「ワーク・イット・アウト」は目を引くようなアレンジではない。「ガッタ・アンダスタンド」はカーティス・メイフィールドの「ミスター・ウェルフェア・マン」、「ベイビー・プリーズ」はアル・グリーンの「ラブ・アンド・ハピネス」、「フューチャー・サウンド」はスリー・ドッグ・ナイトの「ワン」、「エンド・アップ・ライク・ディス」はマーヴィン・ゲイの「別離のささやき」をサンプリングしている。ただ、どの曲も補助的に使われており、曲の根幹を構成するような使われ方ではない。カット・ケミストが参加していれば、70年代ロックを大胆に使った曲が出てきたかもしれない。

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