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JAMES BLAKE

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JAMES BLAKE
2011年。1人で全てのサウンドを構築し、アルバムを完成まで持っていくアーティスト。多分に室内的で、音の数も抑制的だ。エレクトロニクス加工時代のシンガー・ソングライター、ピアニスト。空間を大きくとり、電子音によるビートを編集し、ソウル寄りのボーカルも加工している。ジェイムス・ブレイクの声は高めで、レディオヘッドやシガー・ロスと同様の緊張感がある。ピアノ、シンセサイザー、パーカッション以外の楽器はごくわずか。「リミット・トゥ・ユア・ラヴ」はファイストのカバー。「ザ・ウィルヘルム・スクリーム」は父の曲のカバーだという。
2
OVERGROWN
2013年。ピアノのほか、シンセサイザーを増やし、持続音も多用する。アンサンブルが整えられ、エレクトロニクスによる風変わりなリズムではなく、一般的なリズムを使う。ボーカルも加工の度合いが小さくなっているので、前作よりはなじみやすい曲が並ぶ。とはいえ、万人に受け入れられるサウンドではない。「テイク・ア・フォール・フォー・ミー」はウータン・クランのレザがラップで参加する。「トゥ・ザ・ラスト」は1960、70年代の名曲に匹敵するソウルのバラード。
3
THE COLOUR IN ANYTHING
2016年。ピアノとシンセサイザーによる現代的な弾き語り。前作の音楽的拡張を継続している。ボーカルは明瞭になり、聞かせようとする意思が感じられる。これまでジェイムス・ブレイクがほとんど1人でプロデュースもしてきたのに対し、このアルバムでは世界一と言ってもよいくらいに大物のリック・ルービンがプロデュースをしている。アルバム制作上の主導権はリック・ルービンにあったかもしれないが、ジェイムス・ブレイクが自らの感性だけを頼りに制作した時との違いを経験したことは大きいだろう。リズムはエレクトロニクスによる人工音のまま、背景音やメロディーはシンセサイザー等による持続音が多い。「チューズ・ミー」ではバックボーカルがずっと歌われる。「マイ・ウィリング・ハート」はフランク・オーシャン、「アイ・ニード・ア・フォレスト・ファイアー」はボン・イヴェールが参加。

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