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ICED EARTH

1
ICED EARTH
1990年。ギター2人の5人編成。ギターの音の刻み方は80年代によく聞かれたスラッシュメタルだが、猪突猛進するのではなく、頻繁に曲調が変わる。しかし、そのあふれ出る才能をうまくサウンドとして表現するにはまだ実力が追いついていない。発売当時と今はジャケットデザインが違う。
2
NIGHT OF THE STORMRIDER
1991年。荘厳なイントロで始まり、その分厚いキーボードがいたるところで差し挟まれる。曲調変化の多いスラッシュメタル・バンドからドラマチックなサウンドを持つスラッシュメタル・バンドになった。ボーカルが交代したが、交代してもあまり貢献していない。発売当時は日本でも高く評価された。
3
BURNT OFFERINGS
1995年。前作から飛躍。またボーカルが交代している。キーボードの使い方がうまくなっており、ヘビーメタルの上になめらかに、自然に乗っている。サウンドや歌詞、ジャケットは完全にヨーロッパスタイル。小刻みなギターはデビュー以来不変だが、この音ならもうスラッシュメタル・バンドとは呼ばれないだろう。最後の曲は16分。ダンテの「神曲」をモチーフにしている。
4
THE DARK SAGA
1996年。物語性の強いヘビーメタルをやっていることは以前から変わらない。デビュー盤と「ナイト・オブ・ザ・ストームライダー」に見られるわざとらしさ、あるいはアレンジの未熟さはもうない。ヨーロッパで人気を博すアメリカのバンドは他にもあるが、スラッシュメタル出身の面影を最も強く残している。最後の3曲は組曲で、17分を超える。特に第三部、つまり最後の最後の曲は感動的。
 
 
DAYS OF PURGATORY
1997年。アイスド・アースの前身であるパーガトリー時代の曲を現在のメンバーで録音した企画盤。
5
SOMETHING WICKED THIS WAY COMES
1998年。さらにレベルが上がった。特にボーカルは実力向上めざましい。ドラムとギターが脱退し3人編成になっている。純然たるヨーロッパ型ヘビーメタル。名作。
 
ALIVE IN ATHENS
1999年。3枚組ライブ盤。
 
MELANCHOLY E.P.
2001年。「サムシング・ウィキッド・ジス・ウェイ・カムズ」からのシングル。バッド・カンパニーの「シューティング・スター」、ブラック・サバスの「エレクトリック・フューネラル」、ジューダス・プリーストの「ザ・リッパー」をカバー。
6
HORROR SHOW
2001年。オオカミ男やドラキュラ、ジキル博士とハイド氏など、西洋社会で一般的な怪奇物語の主人公をテーマにした曲が並ぶ。ベースとドラムは元デスのメンバー。一曲一曲が完結した物語のため、全体的な流れや統一性は以前の作品よりも薄い。前作まであった長い曲はない。「オペラ座の怪人」をテーマにした「ファントム・オペラ・ゴースト」は女性ボーカルを導入している。アイアン・メイデンの「トランシルバニア」のカバー収録。
7
THE GLORIOUS BURDEN
2004年。前作まではバンドのヨーロッパ的心性を怪奇物語やファンタジー文学に置き換えて曲を展開していたが、今回は歴史事象が中心。グレイブ・ディガーと同じ歩み方だ。「アッティラ」「ウォータールー」「レッド・バロン/ブルー・マックス」などは日本でも高校の教科書に必ず出てくる一般常識レベルの単語。ボーカルはジューダス・プリーストのティム・オーウェンズに交代。うまいボーカルであればティム・オーウェンズである必要もないほど曲がよい。
8
FRAMING ARMAGEDDON SOMETHING WICKED PART1
2007年。ジョン・シェイファーが創作した物語のパート1。物語に沿っているのでイントロや間奏のような1分台の曲が19曲のうち5曲ある。キーボードは若干使われるがストリングスは使われない。語りや効果音もなく、バンドサウンドだけで進んでいく。物語の内容に普遍性や現代性を見いだすことは可能かもしれないが、取っかかりや設定は神話や歴史やSFファン向けで、中年男性の自己満足の域を出ない。しかし、曲自体はヘビーメタルとして相当の質を保っている。
9
THE CRUCIBLE OF MAN SOMETHING WICKED PART2
2008年。ボーカルが交代し、ギター、ベースが加入。5人編成。新しく入ったギター、ベースは「フレイミング・アルマゲドン・サムシング・ウィキッド・パート1」に参加している。ボーカルは前任のティム・オーウェンズよりもやや低い声だが、コーラスがあるので大きな変化はない。物語は現代史に関係しているので前作より理解しやすい。
10
 
DYSTOPIA
2012年。

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