ERYKAH BADU

  • エリカ・バドゥはアメリカ、テキサス出身のアフリカ系女性歌手。1971年生まれ。
  • 90年代以降のネオ・ソウルの代表的な女性歌手とされている。
  • ソウル、リズム&ブルース、ジャズ、ヒップホップなど、ひととおりのアフリカ系音楽から音を受け継いでいる。

1
BADUIZM

1997年。キーボードとリズム・マシーンで作られたジャズ風のサウンド、都会的なジャズのサウンドに、ソウル、ジャズのボーカルが乗る。リズムはオープニング曲で聴かれるようなリムショットが多い。「アザー・サイド・オブ・ザ・ゲーム」「ドラマ」ではザ・ルーツが演奏に関わっているようだ。ヒップホップ風の曲にはノイズが乗っている。ヒップホップがアフリカ系音楽の主流になって以降の女性歌手では、メアリー・J・ブライジ、ミッシー・エリオットよりもソウル寄りと言える。「オン&オン」収録。

 
LIVE

1997年。ライブ盤。 

2
MAMA'S GUN

2000年。キーボードやドラム、パーカッションがエレクトロニクスではなく実際の楽器を使っている。前作の雰囲気を残しつつ、70年代のサウンドで歌っている。リズム・マシーンも適宜使用。最後の「グリーン・アイズ」は10分ある。

3
WORLDWIDE UNDERGROUND

2003年。ビートはリズム・マシーンが多いがメロディー楽器はキーボード、オルガンが多く、ヒップホップよりもソウルの要素が大きいサウンドだ。エリカ・バドゥのボーカルがこれまでよりも強調されている。

4
NEW AMERYKAH PART ONE(4th WORLD WAR)

2008年。邦題「ニュー・アメリカ・パート・ワン(第4次世界大戦)」。メッセージ性のある女性歌手では、アフリカ系女性に最も大きな影響を与える歌手となった。ファンク、ソウル、ディスコ、ヒップホップを曲によって混ぜ合わせながら、ソウル風のボーカルで歌う。ジャケットにはアメリカの様々な記号が描かれているが、ジャケットには許可されなかったであろう米軍のアブグレイブ刑務所虐待の絵が中ジャケットと裏ジャケットに描かれている。

5
NEW AMERYKAH PART TWO(RETURN OF THE ANKH)

2010年。