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EDGUY

1
SAVAGE POETRY
1995年。ボーカル兼ベースのトビアス・サメットを中心とするグループ。ギター2人の4人編成。キーボードもトビアス・サメットが弾いている。曲は平均で6分あり、デビュー盤にしては長い。メロディーは一貫して変わっていないことが分かる。ギターソロのメロディーはすでに一流だ。
2
KINGDOM OF MADNESS
1997年。メジャー・デビュー盤で、あまりサウンド・プロダクションに予算を割けなかったのは音を聞けば分かる。音に厚みがない。ボーカリストの歌唱力も厳しい。最後の曲は18分超。
3
VAIN GLORY OPERA
1998年。キーボードとコーラスを大幅に強化してプロダクションの充実を図った結果、ガンマ・レイ直系のサウンドになった。ウルトラヴォックスのカバー収録。ストラトヴァリウスのティモ・トルキとブラインド・ガーディアンのハンジー・キアシュ参加。
4
THEATER OF SALVATION
1999年。専任ベースが加入して5人編成となった。ほぼ全曲に分厚いコーラスを使っている。それが2声、3声でクラシックの影響を受けたアレンジとなっている。スピーディーな曲調は、個性や音楽性を分析する上ではあまり重要ではない。
 
THE SAVAGE POETRY
2000年。1995年に出したデビュー盤を再録音した企画盤。オリジナル・バージョンとは曲順が違う。
5
MANDRAKE
2001年。音楽性においてはガンマ・レイの類似性が言われるが、コーラスを重視したヨーロッパ型ヘビー・メタルではすでにブラインド・ガーディアンがおり、フリーダム・コールもデビューしたとなれば、彼らとは違う個性を確立しないと苦しい。大げさなオーケストレーションではなくキーボードの使用によってロックらしさをだしているのは評価できる。「マンドレイク」とは植物の名前。根は人間の形をしている。引き抜くと金切り声が聞こえるという伝説がある。幻でも何でもなく、実在する植物だが中国へ行かないと見られない。
 
BURNING DOWN THE OPERA
2003年。ライブ盤。2枚組。16曲収録。イントロとドラムソロを含むので実質14曲、102分収録。「ティアーズ・オヴ・ア・マンドレイク」「ヴェイン・グローリー・オペラ」「アヴァンタジア」は歓声が大きくなる。
 
KING OF FOOLS
2004年。シングル盤。タイトル曲はシングル・バージョン。他の4曲はアルバムに収録されない。「ライフ・アンド・タイムス・オブ・ア・ボーナス・トラック」はいいアイデア。「俺は日本盤ボーナストラック」と歌う。トビアス・サメットのピアノ弾き語り。
6
HELLFIRE CLUB
2004年。曲の内容、アルバムの構成、ともに申し分なし。ジャンルを超えた普遍性がある。個々の曲が全体的に底上げされた。
 
 
HALL OF FLAMES
2004年。ベスト盤。2枚組。
 
SUPERHEROES
2005年。シングル盤。タイトル曲はピアノとストリングスだけで演奏されるバージョンも入っている。「ジューダス・アット・ジ・オペラ」はハロウィンのマイケル・キスクが参加。「ザ・スピリット」はマグナムのカバー。
7
ROCKET RIDE
2006年。デビュー当初のヨーロッパ型ヘビーメタルは少なくなり、ミドルテンポが多い。キーボードとストリングスを使い、曲を盛り上る。「ヘルファイア・クラブ」と「ロケット・ライド」は2作で一対をなしており、ハードなアルバムとドラマチックなアルバムで性格付けをしている。メロディーは覚えやすく、ミドルテンポでそうした曲を作ったことは、作曲能力の高さを示している。「トリニダード」はカリブ海にあるトリニダード・トバゴのことなので、サウンドもそれにあわせてスチール・ドラムが出てくる。
8
TINNITUS SANCTUS
2008年。大仰すぎず、軽くもなく、ヘビーメタルとしては際立った特徴に欠けるのかもしれない。曲全体を仰々しくするのではなく、一部に明るいメロディーを使うところはエドガイ、あるいはトビアス・サメットの特徴が出ており、ハロウィンやガンマ・レイと同じ系統だと言える。
 
 
FUCKING WITH FIRE-LIVE
2009年。ライブ盤。
9
AGE OF THE JOKER
2011年。70年代、80年代ののロックにみられるサウンドを随所に織り込んでいる。これまでとは異なる動機によって制作されている。「ロビン・フッド」「ジ・アーケイン・ギルド」はハモンドオルガンを重用、「パンドラの箱」はスライドギターを使う。「ロック・オヴ・キャッシェル」はシン・リジーのようなギターのハーモニーが出てくる。ライブ盤を出して区切りをつけ、次の段階へ進んだ結果のサウンドだ。録音後の編集を大幅に取り入れたり、エレクトロニクスを使ったりすることも、変化としては想定しうるが、ヘビーメタル・ファンの保守性を考えると、無難な選択をした。
10
SPACE POLICE
2014年。ジャーマン・メタル、あるいはヨーロッパ型ヘビーメタルといった冠つきのヘビーメタルではなく、どんな曲でも相当の水準を保つヘビーメタルのバンドになった。したがってヨーロッパ的な大仰さは目立たない。アルバム制作の方向性は「ロケット・ライド」に近い。特定のテーマや共通性を設けないで、出来のよかった曲を並べている。6曲目の「ロック・ミー・アマデウス」を真ん中として、10曲が前半と後半にわかれる。前半はハードな曲とヘアメタル風の曲があり、後半は長めの曲を置いている。「ロック・ミー・アマデウス」はファルコのカバー。

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