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EAGLES

1
EAGLES
1972年。リンダ・ロンシュタットのバックバンドだった4人で結成。メンバーのうち、ギターのバーニー・リードンとドラムのドン・ヘンリーはブルーグラスをルーツに持っている。バーニー・リードンは元フライング・ブリトウ・ブラザーズ、ベースのランディ・マイズナーは元ポコのメンバー。あとの1人はギターのグレン・フライ。バーズの「ロデオの恋人」から始まるカントリー・ロック路線にクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのような美しいコーラスが加わっている。哀愁のあるさわやかなサウンド。やはり最初の2曲、「テイク・イット・イージー」と「魔女のささやき」が秀逸。「テイク・イット・イージー」はグレン・フライとジャクソン・ブラウンの共作。ロンドンで録音。全米22位。デビュー・シングルの「テイク・イット・イージー」は12位、「魔女のささやき」は9位、「ピースフル・イージー・フィーリング」は22位。
2
DESPERADO
1973年。邦題「ならず者」。バンジョー奏者でもあるバーニー・リードンの活躍度が大きい。大陸的でゆったりしており、ロック的な部分はむしろ少ない。全米41位。「アウトロー・マン」は59位、「テキーラ・サンライズ」は64位。アルバムに3回も出てくる「ドゥーリン・ドルトン」はシングルカットされていない。
3
ON THE BORDER
1974年。ギターにドン・フェルダーが加入し5人編成に。オープニングからあか抜けた感じで、ハードになった。サウンドの主軸がカントリーからロックに移った。「懐かしき’55年」はトム・ウェイツ作曲。全米17位。オープニング曲の「過ぎた事」は32位、「我が愛の至上」は初の1位。「ジェームス・ディーン」は77位。
4
ONE OF THESE NIGHTS
1975年。邦題「呪われた夜」。バランスの取れた完成度の高いアルバム。個々の曲もレベルが高い。「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」はハロルド・メルヴィン&ブルー・ノーツの「二人の絆」を思い出す。バーニー・リードンが作曲した「魔術師の旅」はインスト曲だが、プログレッシブ・ロック的だ。全米1位。400万枚。「呪われた夜」は1位、「いつわりの瞳」は2位、「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」は4位。シングルは、出せば必ず大ヒットというレベルになった。
 
 
EAGLES/THEIR GREATEST HITS 1972-1975
1976年。ベスト盤。全米1位。2700万枚。すべてのジャンルで、アメリカ国内で最も売れたアルバム。
5
HOTEL CALIFORNIA
1976年。70年代アメリカン・ロックの最高峰。ウェスト・コースト・サウンドの代名詞。ギターのバーニー・リードンが抜け、ジョー・ウォルシュが加入。アルバム・タイトル曲の扇情度はエリック・クラプトンに匹敵する。全米1位。1600万枚。「ホテル・カリフォルニア」は1位、「ニュー・キッド・イン・タウン」も1位、「駆け足の人生」は11位。
6
THE LONG RUN
1979年。ベースがランディ・マイズナーからティモシー・B・シュミットに交代。アルバムとしての全体的な出来は落ちる。前作と比べられれば厳しいが、前々作と比べても統一感がない。「グリークスはフリークスお断り」のように明らかに浮いている曲がある。全米1位。700万枚。「ハートエイク・トゥナイト」は1位、「言いだせなくて」は8位、「ロング・ラン」は8位。
 
EAGLES LIVE
1980年。ライブ盤。スタジオ盤未収録曲も含まれている。全米6位。700万枚。
 
 
EAGLES GREATESY HITS VOLUME 2
1982年。ベスト盤。1000万枚。
 
THE VERY BEST OF THE EAGLES
1994年。日本とヨーロッパのみのベスト盤。ベスト盤は多数ある。
7
HELL FREEZES OVER
1994年。新曲4曲とMTVのアンプラグド・ライブ11曲を収録した復活アルバム。新曲は、ヒットした「ゲット・オーヴァー・イット」以外は印象が薄い。
 
 
SELECTED WORKS 1972-1999
2000年。4枚組ベスト。未発表曲もあるが、CD時代になって収録時間が長くなったため、過去の曲の大半が収録されている。
8
LONG ROAD OUT OF EDEN
2007年。2枚組。20曲で90分。「ロング・ラン」のメンバーからドン・フェルダーを除いた4人がメンバーになっている。ジョー・ウォルシュ、グレン・フライがボーカル兼ギター兼キーボード、ティモシー・B・シュミットがベース兼ボーカル、ドン・ヘンリーがドラム兼ボーカル。オープニング曲の「失われた森を求めて」はアカペラ。「ハウ・ロング」はJ.D.サウザーのカバー。「ホテル・カリフォルニア」や「ロング・ラン」が好きだという人、すなわち多数のイーグルス・ファンが安心するであろうサウンドだ。「ヘル・フリーゼズ・オーヴァー」のような勢いのあるロックはない。ウェスト・コースト・サウンドだけではなく「とらわれの人生」のようなソウル風の曲もある。アルバムタイトル曲はアメリカを嘆く曲だが歌詞は文学的技巧が少なく、聞けば多くの人がすぐに理解できる。「ホテル・カリフォルニア」ほどの深いインパクトは得られない。間奏のギターも「ホテル・カリフォルニア」を意識したであろう雰囲気だ。10分を超える大作。「追憶のダンス」は3拍子なので、ワルツなどの白人上流階級のダンスだと分かる。

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