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DISTURBED

1
THE SICKNESS
2000年。4人編成。アメリカ、シカゴ出身。ボーカルはメロディーのついたラップで歌う。歌詞の途中までは、口の中で比較的奥の方で発音されるウ音、オ音を中心に言葉をつなぎ、リズムの最後には口先で発音されるア音を多用する。このア音のときに声を強めて発音することで、ウ音、オ音の連続による閉塞感を解放させ、聞き手の快感を呼んでいる。当然、最後のア音では音程を上げる。イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」のギター・ソロ、モーツァルトの交響曲第40番ト短調第1楽章の冒頭と同じ手法を使っている。これを言葉によって実現し、ラウド・ロックに乗せたところにこのバンドのすごさがある。これとは逆にア音を中心とした歌詞もあるが、これは発声をパーカッションとして利用した手法。全体的なサウンドはリンキン・パークに近いが、リンプビズキットよりも声を効果的に使っている。
 
VOICES
2000年。シングル盤。ライブ1曲収録。
2
BELIEVE
2002年。ラップが減り、普通のロックに近くなっている。「リバレイト」「イントキシケイション」はデビュー盤のころのサウンド。オルタナティブ・ロックを通過したヘビーメタルか。
 
REMEMBER
2003年。シングル盤。ライブ3曲収録。
3
TEN THOUSAND FISTS
2005年。ベースが交代。ラップほほとんどないが、ボーカルの歌い方や発音がリズミカルで、ラップに近い。バックの演奏は、ラウド・ロックにしてはオーソドックス。ボーカルの個性が突出している。それを生かす曲にもなっており、サウンドと曲が不可分になっている。
4
INDESTRUCTIBLE
2008年。ヘビーメタルそのもののサウンド。ギターはほとんどの曲で2人必要だ。ギターがエレクトロニクスを兼任しているが、明確に使用しているのは「ザ・カース」と「ファサード」。時折90年ごろのメタリカに似たメロディーが出る。ヘビーメタルとしては珍しく、ラウドロックに近い形で成功させている。
5
ASYLUM
2010年。「テン・サウザンド・フィスツ」に近い。ラップを用いずにリズミカルなボーカルをとる手法は、ヒップホップを敬遠するロックファンに安心感を与える。もう少しエレクトロニクスを増やしてもいいだろう。ボーナストラックの「リーヴ・イット・アローン」の前にU2の「アイ・スティル・ハヴント・ファウンド・ホワット・アイム・ルッキング・フォー(終りなき旅)」のカバーが入っている。

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