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COHEED AND CAMBRIA

1
THE SECOND STAGE TURBINE BLADE
2002年。4人編成。アメリカ・ニューヨーク出身。エモ、スクリーモと呼べるサウンドで、ボーカルの大部分は普通のボーカルが占め、咆哮のボーカルはあまり聞かれない。アルバム自体が物語になっており、アメリカのバンドらしく設定は近未来だ。ボーカルはハイトーン。曲はおおむね5分程度で、最後の曲だけ14分弱。
2
IN KEEPING SECRETS OF SILENT EARTH:3
2003年。咆哮のボーカルはなくなり、ラッシュのゲディ・リーのようなボーカルだけになった。歌詞は前作の物語の第3章だという。歌詞はボーカル兼ギターのクラウディオ・サンチェスが書いており、キーボードも演奏している。
3
GOOD APOLLO I'M BURNING STAR IV VOLUME ONE:FROM FEAR THROUGH THE EYE OF MADNESS
2005年。15曲のうち最後の4曲はいずれも7分台で、この4曲をひとまとめにして副題がついている。曲がやや複雑になったが、最初の6曲は緊張感を伴っているのに対し、それ以降は一般的な雰囲気に戻る。エモ、スクリーモだったバンドがプログレッシブ・ヘビーメタル並みに複雑な曲調になるのは、アレクシスオンファイアと同じだ。このバンドは、ボーカルがラッシュのゲディ・リーに似ているというのが大きな利点になっている。また、複数のアルバムにわたって物語が展開され、順番通りになっていないのは、カナダのアメリカン・プログレッシブ・ハードロック・バンド、サーガと同じで、これらの点を合わせ、プログレッシブ・ロックのファンから評価されている。アルバムの出来は絶賛できるほど高品質ではないが、ハードさ、緊張感、メロディー、音の使い方等がもう一段階上がれば、相当な内容になるはずだ。
4
NO WORLD FOR TOMORROW
2007年。13曲収録し、9曲目から13曲目までの5曲は組曲になっている。一般的なプログレッシブ・ヘビーメタル・バンドより分かりやすい曲が多い。聞き手がある程度身構えて聞かなければならないような構成にしなかったのは賢明だ。プログレッシブ・ヘビーメタルに属するバンドの大多数を上回っていると感じられる。どの曲にもヘビーメタル、あるいはロックとしてのハードさがあり、疲れさせない。ボーカル・メロディーが自然で、システム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアンとラッシュのゲディー・リーを合わせたような声が力強く響く。エモとして聞いても質が高い。組曲はきちんとひとまとまりになっており、サウンドで分かるようにしている。
5
YEAR OF THE BLACK RAINBOW
2010年。ドラムが交代。デビュー・アルバムから続いている一連の物語がこのアルバムで終わる。キーボードよりもエレクトロニクスによって音を加工する、00年代型のサウンド。幾重にも重ねたような、同時代的なディストーションが背後で鳴っている。メロディーは覚えやすい。ひと世代分更新されたラッシュとも言える。
6
THE AFTERMAN:ASCENSION
2012年。邦題「ジ・アフターマン~第一章:昇天」。アルバム5枚にわたる物語が前作で終了し、このアルバムから2枚にわたる物語が始まるという。9曲のうち4曲には「キー・エンティティ・エクストラクション」の1から4までの副題がついている。物語はこの4曲で展開される。イントロを除く4曲が、物語とは関係のない一般的な曲。物語があってもなくても、サウンドの評価は下がらないが、大きく上がることもない。「グッドナイト、フェアレディ」はシン・リジーのようなサウンド。9曲で39分だが、「キー・エンティティ・エクストラクション4:エヴァグリア・ザ・フェイスフル」の冒頭に1分強のイントロが時間外としてついている。

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