HardrockHeavymetal.com

はてなブックマークに追加

BLINK-182

 
BUDDAH
1994年。もともとはデモ・テープだったカセットを1998年にCD化した企画盤。音質はデモ・テープそのままで、ボーカルのメロディーも不安定だが、曲がポップでメロディアスであることはよく分かる。「チェシャー・キャット」に収録されている「カルーセル」「サムタイムズ」「トースト・アンド・バナナズ」「TV」「ストリングス」「フェントゥーズラー」「ロメオ・アンド・レベッカ」はこのデモ・テープにも入っている。
1
CHESHIRE CAT
1995年。ギターとベースがボーカルを兼任する3人編成。アメリカ出身。スピーディーでメロディアスなロック。ギター、ベース、ドラム以外の楽器が使われていないので、とりあえずパンクと呼ぶこともできるが、普通にロックとして扱ってもいいようなサウンドだ。「カコフォニー」の前半はミドルテンポ。ギターが2人必要な部分もあるが、基本的にデモ・テープの演奏に近い。ボーカルは多少改善している。「ペギー・スー」はバディ・ホリーのカバーではない。「ディペンズ」の演奏の最後に聞こえるギターのメロディーはガンズ・アンド・ローゼズの「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」か。「チェシャー・キャット」とは「不思議の国のアリス」に出てくる「チシャ猫」。
2
DUDE RANCH
1997年。大手レコード会社と契約したので、全体の質が上がっている。ギターの重ね録りは当然で、「ワギー」「アンタイトルド」「レミングス」では曲のイメージを決定するコーラスも入る。ボーカルも安定したメロディーを取れるようになった。「ディジェネレイト」の最後はメタリカの「エンター・サンドマン」だと思われる。このアルバムで日本デビュー。
3
ENEMA OF THE STATE
1999年。邦題「エニマ・オブ・アメリカ」。ドラムが交代。ほとんどの曲がギターを2人必要とし、ボーカルもコーラスを多用する。全曲がポップで前向きだ。全体的に演奏の技巧も上がっており、ヒットしない方が不思議なサウンドだ。グリーン・デイの「ドゥーキー」を上回り、世界で最も売れたメロディック・パンクのアルバム。「ダンプウィード」「ホワッツ・マイ・エイジ・アゲイン?」収録。
 
BLINK182 THE MARK,TOM,AND TRAVIS SHOW(THE ENEMA STRIKES BACK!)
2000年。邦題「blink 182 ザ・マーク、トム、アンド・トラヴィス・ショウ(エニマの逆襲!)」。ライブ盤。アルバムよりも高速で演奏され、安定している。全曲が4分未満。「マン・オーヴァーボード」はスタジオ録音による新曲。ライブの曲間のMCも訳詞されている。21曲目から49曲目までは曲ではなくMCで、しゃべりごとに区切られている。このMCも訳詞されている。最短5秒、最長1分弱で、50曲目の「13マイルズ」につながる。「13マイルズ」は初回盤のみに収録されているジョーク曲。
4
TAKE OFF YOUR PANTS AND JACKET
2001年。前作を踏襲。ギターの音圧が上がったので、ハードになったように聞こえる。オープニング曲のタイトルは「アンセム・パート2」で、「エニマ・オブ・アメリカ」の最後の曲である「アンセム」からつながっていることは明らかだ。サウンド上の大きな変化はないというメッセージが読み取れる。ギターの切れがよくなったのと、短く刻む演奏が増えたので鋭角的になっている。「ギヴ・ミー・ワン・グッド・リーズン」はパンクが好きでヘビーメタルが嫌いという指向をはっきり述べている。
5
BLINK-182
2003年。ロックであることには変わりないが、エレクトロニクスを取り入れ、メロディーにも暗さが出てくるようになった。「エニマ・オブ・アメリカ」「テイク・オフ・ユア・パンツ・アンド・ジャケット」に比べると大きな変化ととられるだろう。「オープニング曲の「フィーリング・ディス」はエンディングで多重コーラスが聞ける。雰囲気が変わるのは3曲目の「アイ・ミス・ユー」からで、これまでなかったニューウェーブのようなボーカルになり、キーボードも明確に使う。4曲目の「ヴァイオレンンス」でドラム・マシンを大幅に取り入れ、これまでのブリンク182とは違う方向に向かったことを訴える。「ザ・フォーレン・インタールード」「オール・オブ・ディス」「アイム・ロスト・ウィズアウト・ユー」はニューウェーブ。「オールウェイズ」はキーボード・ソロがある。「オール・オブ・ディス」はザ・キュアーのボーカル兼ギター、ロバート・スミスが参加している。
 
 
GREATEST HITS
2005年。ベスト盤。
6
NEIGHBORHOODS
2011年。キーボードを含んだメロディック・パンク。キーボードはジェリーフィッシュのロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニアが演奏しているので、エンジェル&エアウェーヴスに連なると思われるが、作曲はすべてバンド名義になっている。メロディック・パンクの一般的なイメージよりは広いサウンドを持ち、過去の路線とは明らかに異なる。キーボードは雰囲気を作る使い方だが、曲の中では重要な役割を果たす。「ネイティヴス」「ハーツ・オール・ゴーン」はスピーディーなメロディック・パンク。「カレイドスコープ」「ディス・イズ・ホーム」「ラヴ・イズ・デンジャラス」はキーボードが入ったロック。
 
WE DON'T NEED TO WHISPER/ANGELS&AIRWAVES
2006年。ブリンク182のギター兼ボーカル、トム・デロングがオフスプリングのドラムと結成したバンド。ギター、ベースを加えた4人編成。ブリンク182時代とはサウンドが変わり、キーボードを多用したロック。パンク・ロックではない。前のめりに突っ走る曲もない。キーボードはジェリーフィッシュ、インペリアル・ドラッグ、ムーグ・クックブックのロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニアが演奏している。全曲をトム・デロングが作曲し、プロデュースしているので、トム・デロングが中心であることは明らかだ。
 
I-EMPIRE/ANGELS&AIRWAVES
2007年。キーボードが減り、ギターが中心のサウンドになった。前作同様、ギターには残響音風の処理がかかっている。雰囲気をつくるための薄い持続音は入っていることもある。オープニング曲はギターとドラムの動きが速ければブリンク182と同じメロディック・パンクだ。「ラヴ・ライク・ロケッツ」や「トゥルー・ラヴ」は打楽器風電子音が多用される。ボーカルの音域がブリンク182時代よりも狭くなり、やや高揚感に欠けるが、曲のよさで何とか持っている。
 
WHEN YOUR HEART STOPS BEATING/+44
2006年。邦題「+44(プラス・フォーティー・フォー)」。ブリンク182のベース兼ボーカルとドラムが結成したバンド。ギター2人の4人編成。ブリンク182時代の「BLINK-182」に近いサウンド。4曲目の「リトル・デス」からニューウェーブ風サウンドが出てくるが、曲は「BLINK-182」よりも分かりやすい。「155」ではキーボードが全編に入っており、「ウェザーマン」はキーボードを使わないニューウェーブ。「メイク・ユー・スマイル」は女声ボーカルが入る。

HOMEご意見はこちら → webmaster@hardrockheavymetal.com