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BEACH HOUSE

1
BEACH HOUSE
2006年。リズムをとる音と、メロディーをとる音をすべて合わせても3つ程度しか鳴っておらず、2人だけで再現可能な簡素なサウンド。ポップなメロディーではないが陰鬱やサイケデリックではなく、大人が感じる子どもの夢を描いたようなサウンドだ。インディーズの中でも大手ではないインディーズのレーベルから出ているため、サウンドの詰めは甘い。そのことが逆に個性を見えやすくしている。
2
DEVOTION
2008年。音の輪郭がはっきりしたキーボードやエレキギター、ドラムを使い、アンサンブルが明確になったことで一般性を獲得している。オープニング曲はビートルズにも通じる。「ジラ」は持続的なオルガンをバックにギターが情緒的に響く。この曲以外にも、オルガンが持続音で鳴り続け、ボーカルが入らない部分ではギターがメーンメロディーを作るという曲が多い。ボーカルは前作より力強く発声する。「タートル・アイランド」は前作の雰囲気。このアルバムで日本デビュー。
3
TEEN DREAM
2010年。各楽器の音が明瞭になり、ドラムがあるという前提で曲が作られている。男性もコーラスでボーカルをとる。「ノルウェー」「ユースト・トゥ・ビー」「10マイル・ステレオ」等はキーボード主体のインディーズロックと変わらず、アメリカ東海岸のインディーズロックブームに一角に食い込める。東海岸のインディーズロックがいつの時代にも大学生による余興であり、音楽に過剰な意義を見出さない遊びとしての態度でやっていることを考えると、このアルバムはその典型のようなサウンドを持っている。
4
BLOOM
2012年。アルバムを出すごとに音が爽快になっていき、コーラスやキーボードの音、奥行きのある響きが80年代のニューウェーブやアダルト・オリエンテッド・ロックを思わせる。キーボード、ドラムを含む5人編成のバンドと変わらないサウンド。ドリームポップの代表的アーティストなので、人が落ち着いたときの心拍数に近いテンポが多い。しかし、音の角はかなり立ってきており、もはや夢想や幻想を感じさせるサウンドではなくなってきている。

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