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AVENGED SEVENFOLD

1
SOUNDING THE SEVENTH TRUMPET
2001年。ギター2人の5人編成。ギターのメロディーや音はメタルコアではなくヘビーメタルで、ボーカルやドラムがメタルコアになっている。ボーカルのイメージに引っ張られるので、全体的にはメタルコアだとの印象がある。「リップス・オブ・デシート」はすばらしい。ドラムは高速で演奏する。キーボードはボーカルが兼任。曲もよくなった。
 
WARMNESS ON THE SOUL
2001年。4曲入りシングル。5人編成で、楽器の担当表記はない。4曲とも「サウンディング・ザ・セブンス・トランペット」に収録されているが、2曲はバージョン違い。「ウォームネス・オン・ザ・ソウル」はピアノ中心で、ボーカルは歌い上げる。アルバムと同じバージョンの2曲は通常のボーカルとメタルコアのボーカルを使い分ける。
2
WAKING THE FALLEN
2003年。曲が平均して1分長くなった。アルバムの中盤では80年代のヘビーメタルを思わせるメロディーが多くなる。短く刻むギターと音の数が多いドラムのよってサウンドをハードにしている。「ラディアント・エクリプス」はサビが明るめのメロディー。
3
CITY OF EVIL
2005年。サウンド面では本格的にストリングスを取り入れた曲があり、コーラスも2声になっていたりするが、メロディーも幅が大きく広がっている。前作までのメタルコア路線よりもバラエティーに富んでいる。ほとんどの曲で絶叫型のボーカルが出てこない。「バーン・イット・ダウン」はコーラスの編曲がすばらしい。「バット・カントリー」はこれまでになかったようなボーカルメロディー。「スラッシュト・アンド・スキャッタード」はスピーディーで曲調が明るい。「サイドワインダー」はパーカッションとスパニッシュ・ギターが入る。「ザ・ウィキッド・エンド」「ストレングス・オブ・ザ・ワールド」はストリングス入り。
4
AVENGED SEVENFOLD
2007年。オープニング曲のイントロが教会オルガンで始まり、メロディアスなヘビーメタルにつながっていく。ボーカルは「シティ・オブ・イーヴル」よりもさらに歌い上げる。ピアノや女声コーラスも入れ、「ア・リトツ・ピース・オブ・ヘヴン」ではマイ・ケミカル・ロマンスの「ウェルカム・トゥ・ザ・ブラック・パレード」に似た雰囲気になる。あくまでもヘビーメタル、ハードロックのサウンドの中にあるので、マイ・ケミカル・ロマンスほどドラマチックではないが、方向としては同じだ。
5
NIGHTMARE
2010年。ドラムが死亡し、ドリーム・シアターのマイク・ポートノイがドラムを演奏している。死亡したドラムをを含め、全曲をメンバー5人全員で作曲している。曲が長くなり、6分台が多い。最後の曲は11分。曲の最初から最後まで一貫したリズムで進めることが難しくなるため、途中でテンポやリズムが変わりやすい。ボーカルは個性がある声だが、曲に応じて歌い方を変えるほどの表現力はついていないため、長い曲での一本調子が目立ってしまう。比較的新しいメタルコアと旧型スタイルのヘビーメタルの間を行くサウンド。ややインパクトに欠ける。
6
HAIL TO THE KING
2013年。メタリカ、ガンズ・アンド・ローゼズ、アイアン・メイデン、パンテラ等を思い出させて、他のバンドと似ていることをあげつらうファンを挑発するサウンドとなっている。アヴェンジド・セヴンフォールドに限らず、多くのロック、ポップスのアーティストは誰かに似ていることを肯定的、否定的に評価されるが、特に社会階層が低く、音楽に意味を持たせる傾向の強いファンが多いヘビーメタル、ラウドロック、ヘビーロックは、アーティストからも否定されることがある。人間の独創性や唯一性、天才性にことさら大きな価値を見出し、ある種のロマンチックなファンタジーによってそれを神聖なものと解釈すると、それは独創性(才能)を本尊とする宗教になる。そのような態度、感じ方を大きく踏み越えて、現在のロックの王たるアーティストに潔く敬意を表することをアルバムタイトルとしている。コーラスは少なく、音を厚くするための重ね録りも少ない。「シティ・オヴ・イーヴル」のころに比べると、装飾をそぎ落としたようなサウンドとなっている。

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